公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

岸根公園 ユリノキの花が咲く

513日(日)
 
 昨日は大きな雹が降った。1cm角以上の大きさだった。見ている間に、地面は雪が積もったようになった。こんなに大きな雹を見たのは初めてだ。岸根公園ユリノキが咲くころになっている。こんな大きな雹だったので、花がだめになってしまったか心配だった。いい天気になったので、ユリノキを見に行った。ユリノキをみて、安心した。花はいくつか咲いていたが、大丈夫のようだった。
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 チューリプに似ているといわれるが、正しくその通りだった。淡い緑色が主体になり、中央よりやや下の部分にオレンジ色をした帯が入っている。また、その帯の上下には、ぎざぎざの切れ込みの模様が入っている。大きくて見事な花である。ただ、高いところにあるので、下からしか見えない。上から見るとどうなっているのか見ることが出来ない。何とか工夫して見たいと思う。
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 ユリノキを見て大変満足した。今日の目的は果たすことが出来た。次に見たかったのはエゴノキだ。そろそろ咲き出すころだ。エゴノキは忍者のとりでの横にある。遠くから見ると、白いものが枝からつり下がっている。間違いなく花だ。近くによると、咲き始めたところだった。まだほとんどが蕾で、いくつも咲いていない。でも、この花はきれいでやさしそうに見える。5枚の白色の花弁を恥ずかしそうに下へ向け、7分ぐらいしか開かず咲いている。遠慮深さを感じる。
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 スズカケノキに葉がたくさん付いていた。初夏だから当たり前だが、ついこの前見たときはいくらも葉が付いていなかった。あっという間にこんな姿になった。生きる勢いを感じる。見上げると球状のものが下がっている。花である。花は雌雄別に咲き、雌花は赤いという。この花はどちらなのか。判定は難しい。赤くないから雄花かもしれない。
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 3本の大きなスズカケノキのそばの斜面にヤマボウシがあることを思い出した。見たところ花などは咲いていないようだ。ハナミズキと同じ仲間であり、ハナミズキは既に花が終わっているので、花の時期は通り過ぎていると思った。
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 でも、念のため見ることにした。どうも花のような感じはしない。「ヤマボウシの花びらと思えるのはがくである」ということからすると、このがくは緑色なので、もしかしたらこの色が白っぽくなってくるのかもしれない。別のところにヤマボウシ1本あった。これはよく図鑑に出てくるものと同じだ。やはり先ほどのものはこれから白色になってくるに違いない。
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  記  平成24511日(金)