ヤマボウシとモミジバスズカケノキの花
5月14日(土)
忍者の砦へ行くと、ひと人で一杯になっていた。岸根公園の中ではここが一番人気のある場所らしい。ハナミズキは花を終えたが、ネムノキに若い葉が見え始め、カツラは緑色の果実をつけ始めてきた。自然はいつも動いているのが分かる。ここでカツラの果実の写真を撮ろうと思っていたら、樹の下では多くの人がシートを敷き休んでいる。その傍らで写真を撮らしてもらった。先日、この樹で雌花を捉えることが出来た。
カツラの果実
忍者の砦の横にエゴノキが1本ある。池の近くのエゴノキには花がなく、蕾だけだったが、この樹には花がたわわについている。ここは1日中日がよく当たっている。「日の当たり具合でこうも花の開花時期が違うのか」と驚く。
エゴノキの花
ここの窪地の中央に3本の大きなモミジバスズカケノキがあり、斜面にはヤマボウシの樹が数本ある。ヤマボウシを見ると、緑色の花が咲いている。未だ咲き始めで、日にちが経つと、この緑色が白色へと変わっていく。ヤマボウシはハナミズキによく似ている。慣れないうちは2つの区別がつかなかった。中央の緑色の粒のように見えるものが本当の花ということなので、注意して見たが、まだみんな蕾の状態である。
ヤマボウシ:中央の緑色が花
モミジバスズカケノキの花はモミジバフウとよく似ている。何方も枝からつり上がった球体に小花が集まっていて、雌雄が同株である。モミジバフウの雄花の球体は、雌花の球体よりずっと小さい球体がいくつか繋がっているので、分かりやすいが、モミジバスズカケノキはどちらも1つ1つの球体になっているので、区別が難い。「雌花は赤味を帯び、雄花は花粉の放出を始めると白っぽくなる」との説明がある。毎年雄花を探しているが、球体を見ていると、どれもが雌花に見えてしまう。
モミジバスズカケノキ
雌花の球体
雄花の球体?(雌花の球体に見える)
撮影:5月7日
記 平成28年5月9日(月)