公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヤマボウシとモミジバスズカケノキの花

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 忍者の砦へ行くと、ひと人で一杯になっていた。岸根公園の中ではここが一番人気のある場所らしい。ハナミズキは花を終えたが、ネムノキに若い葉が見え始め、カツラは緑色の果実をつけ始めてきた。自然はいつも動いているのが分かる。ここでカツラの果実の写真を撮ろうと思っていたら、樹の下では多くの人がシートを敷き休んでいる。その傍らで写真を撮らしてもらった。先日、この樹で雌花を捉えることが出来た。
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 カツラの果実

 忍者の砦の横にエゴノキ1本ある。池の近くのエゴノキには花がなく、蕾だけだったが、この樹には花がたわわについている。ここは1日中日がよく当たっている。「日の当たり具合でこうも花の開花時期が違うのか」と驚く。
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 ここの窪地の中央に3本の大きなモミジバスズカケノキがあり、斜面にはヤマボウシの樹が数本ある。ヤマボウシを見ると、緑色の花が咲いている。未だ咲き始めで、日にちが経つと、この緑色が白色へと変わっていく。ヤマボウシハナミズキによく似ている。慣れないうちは2つの区別がつかなかった。中央の緑色の粒のように見えるものが本当の花ということなので、注意して見たが、まだみんな蕾の状態である。
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 ヤマボウシ:中央の緑色が花

 モミジバスズカケノキの花はモミジバフウとよく似ている。何方も枝からつり上がった球体に小花が集まっていて、雌雄が同株である。モミジバフウの雄花の球体は、雌花の球体よりずっと小さい球体がいくつか繋がっているので、分かりやすいが、モミジバスズカケノキはどちらも11つの球体になっているので、区別が難い。「雌花は赤味を帯び、雄花は花粉の放出を始めると白っぽくなる」との説明がある。毎年雄花を探しているが、球体を見ていると、どれもが雌花に見えてしまう。
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モミジバスズカケノキ

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雌花の球体

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 雄花の球体?(雌花の球体に見える)

撮影:57
 
  記  平成2859()