公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

モミジバフウの雌花と雄花

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 57日、場所によってエゴノキの花が散り出したので、岸根公園エゴノキがどうなったか気になってきた。地下鉄に乗り、岸根公園で降りた。
 地下鉄の駅を出たところにハクウンボクの樹がある。花は終えてしまったことが分かっていたが、一応見ることにした。見ると、やはり花は散っていた。もうこの姿になったら、花には見えない。近くに見られるハクウンボクの樹は2か所しか知らない。この2か所での開花を見逃したことになる。蕾が膨らみ始めた時まで確認していたのだが、開花から散るまではごく短かった気がする。間に雨や強風がなければと思ったが、後の祭りになってしまった。
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 篠原池に出ると、日曜日とあって多くの人が出ていた。池の水が少なくしてあり。子供たちが中へ入れるように配慮してあった。子供たちの賑やかな叫び声が聞こえる。池の中央付近にキショウブの花が沢山咲いている。その後ろはヨシが群生している。
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篠原池

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 池から坂を少し上ると、左側にエゴノキがある。「花はどうなっているか」と見ると、まだ1つも咲いていない。「あれっ」と思った。ほとんどがまだ蕾の状態である。ここが窪地で、日陰の時間が長いせいかとも思った。
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 エゴノキ:まだ蕾の状態

 右側の斜面にはモミジバフウの樹がある。高木で、見応えのある樹である。この樹の花を見るのも1年ぶりになる。枝から果実のような球体が下がっている。この球体を見ると、これは花なのか、果実なのかと考えてしまう。モミジバフウの樹は雄花と雌花が同株であり、この球体は雌花の集まりであり、果実の集まりになる。しかし、雌花の小花がどうなっているのか詳しくは知らない。球体を見ると、緑色の細い突起が沢山出ていて、その先が、褐色になり、くるりっと曲がっている。この1つが雌花になるようだ。
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 モミジバフウの雌花が分かったので、雄花を探した。ところが探そうと思っても、雄花がどんなところにあり、どんな形をしていたか思い出せない。見えるものはすべてが雌花であり、雄花らしきものは見つからない。モミジバフウの樹が何本かあるので、あっちこっちまわって探した。そのうち、枝に何かが引っ掛かっているのを見つけた。触ってみると、引っ掛かっているのではなく、その枝から出ていることが分かった。写真をと見ると、花粉が飛び散った跡がたくさん見られた。これが雄花だ。確か、雌花が枝の先に付き、雄花が根元に付くつくりだったことを思い出した。
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撮影:57

  記  平成2859()