京急事故を考える
9月8日(日)
5日から24時間体制で多くの人が出て普及作業が急がれた。6日、9時過ぎにはクレー車などが到着し、破壊した鉄骨の除去作業から始まり、慌ただしい動きが始まった。
破壊した鉄骨の除去作業から始まった
午後3時には、超大型のクレーン車がゆっくり線路内へ入って来た。横に傾いた車両の方ではクレーンに掛けるワーヤーなどを取り付けに時間がかかっていた。
超大型のクレーン車
1両目にはトラックの残骸が絡まっているようで、車両を少しずつ動かしながら、並行してトラックの破片の除去作業が行われていた。また、車両が倒れるのを防いでいた、ポールや枕木も次々と外され、運び出された。
1両目がクレーンで支えられる
枕木
浮き上がって来た1両目
夜の9時30分近くになって、クレーンに吊り上げられた1両目が台車に載せられ、何時もの水平状態へ戻った。
台車に乗った1両目
横倒しになった1両目が運び出される準備が終わると、架線の取り付けの作業が始められた。曲がった鉄骨は途中で切断さて、支柱で支えられ、垂直に戻された。
鉄骨の工事
架線の取り付けの作業
7日の朝になると、横倒しになった1両目が運び出され、架線の工事が急ピッチで行われていた。昨日に続き30度を超す暑さの中なので、作業する人は大変である。
架線の工事:鉄骨
京急の方では、運行開始について、昨日の夕方、7日の早朝、7日のお昼頃・・・と変更している。早めに運行開始することは、多くの人の望んでいることであるが、「安全」ということを忘れてはいけない。10時30分現在、切断した鉄骨の部分が完全に修復されず、不安定の状態のままである。
架線の工事:鉄骨
追伸
12時30分過ぎ、上下線の試運転が行われた。しかし、切断された鉄骨は支柱に支えられたままである。電車は走れる状況になったが、鉄骨がこのままでは、乗客を乗せて走るのは危険である。このまま120㎞の快速が通過すれば、いずれ次の事故が起こることは避けられない。
試運転
切断されたままの鉄骨
撮影撮影:9月6・7日
2019年9月7日(土)