公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハクバイ、コウバイが咲く

116日(火)
 
 ケヤキ林の奥に梅林がある。まだ開花には早いと思ったが、覗いてみた。日陰になっているので花が見にくかったが、探してみた。すると、幾つかのハクバイの花が見えた。咲いている樹や位置を見ると、昨年見た樹と位置が同じように見える。この樹のこの位置が一番早く開花に近づいてくるのだろうか。ハクバイの開花を見たので、コウバイはどうなっているか探した。すると直ぐ傍のコウバイも咲き出していた。
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梅林

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ハクバイ

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 コウバイ

 ウメの開花を見た後、せせらぎ広場へ通じる斜面を下り始めると、せせらぎ広場は親子連れでいっぱいだった。子供たちの賑やかな声が聞こえてくる。ここの斜面のヤマボウシの樹の枝先には先の尖った冬芽が沢山見える。膨らんでいるのが花芽で、細いのが葉芽になる。
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 ヤマボウシの冬芽

 せせらぎ広場の中央に大きなモミジバスズカケノキ3本ある。過去にモミジバスズカケノキの成長の著しさを見ている。ここのモミジバスズカケノキもやはり成長が著しいようで、枝が太く長く伸びている。この枝に葉が出てくると、この広場を埋め尽くしてしまう様な光景が生まれてくる。
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 大きなモミジバスズカケノキ

 せせらぎ広場の中央にハナミズキに似たような薄い黄色い花を付ける樹がある。以前、調べたことがあり、ホンコンエンシスメラトリカ(ガビサン)の名前に辿りついた(資料)この冬芽を見ているが、どれが冬芽なのかいまだによく分からない。この樹はヤマボウシの園芸品種のようで、樹そのものについての詳しい記録が残された資料は見つからない。
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ホンコンエンシスメラトリカ(ガビサン)

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 ホンコンエンシスメラトリカ(ガビサン)

 せせらぎ広場から中央広場へ向かう斜面に大きなイイギリの樹が2本ある。ここへ来ると、この冬芽を見たいと思うが、高い所にあるので、詳細を知ることが出来ないでいる。下記の資料によると、「イイギリの冬芽は赤褐色で、表面は樹皮のために光沢がある」と説明されている。撮影した写真を見ていると、一寸違った写真が混ざっていた。確かイイギリの枝先を撮影したものだが、紡錘体をしている。違う樹の先を撮影したものだろうか。
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イイギリの冬芽

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イイギリの冬芽?

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 イイギリの幹

 池の傍に1本のエゴノキの樹がある。忍者の砦にあったエゴノキは、何故が伐採されてしまったので、公園内では唯一のエゴノキになってしまった。幹は黒味がかり、縦方向に浅い溝の模様が見られる。冬芽は裸芽で茶褐色の毛で覆われている。またこの冬芽には副芽が伴っているのがよく分かる。
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 エゴノキの冬芽

 下の土手にも紅白のウメが植えられている。ここのウメはまだ開花が進んでいないように思えたが、よく見て行くと、ハクバイが数個の花を咲かせていた。
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下の土手のウメの樹

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 ハクバイ


 池まで下りてきて、最後に池を見ると、アオサギがいた。しかも昨年と同じ位置で、同じ不動のままである。その姿を見た時、タイムスリップした錯覚を覚えた。どういう訳か、このアオサギは長い間じっとしている。池には他にカルガモが来ていた。
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撮影:16

  記  平成30112日(金)