公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

シロダモの花

1125日(土)
 
 天候不順も手伝い、舞岡公園へ行ってから1か月以上過ぎてしまった。大分間が開いたので、この間の様子がつかめるだろうか、心配になり、今日何とか出かけた。今日は坂下口から入るので、何時もとは逆コースである。
 公園へ入った時、直ぐ目に入ったのはカラスウリの果実だった。このところこの果実を色々な所で見かけている。赤色からオレンジ色の大きな果実なので、目に付きやすい。
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 この樹の名前は何だろうか。葉が奇数羽状複葉をしているので、ハゼノキと思えるが、自信がない。ハゼノキとヤマハゼはよく似ている。下記の資料では、葉軸の毛の有無、葉脈の本数、小葉の先端の形などを比較し、2つの違いについて詳しく説明している。実際に試みようとしたが、葉軸の毛の有無、葉脈の本数についてははっきりしなかった。小葉の先端を見ると、細長く伸びて尖っていることが分かる。従って、この樹はハゼノキになるようだ。
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ハゼノキ

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 ハゼノキの葉

 この葉もどこかで見た覚えがあるが、名前が出て来ない。葉は楕円形で、柄が長く、内側に反り、縁には鋸歯があり、波を打っている。幹を見ると、灰黒色で、縦方向に溝模様が見られる。キブシと思うが、更に検討が必要と思える。
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キブシ

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キブシの葉

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 キブシの葉

 これはヤブニッケイかシロダモか、この2つを見分けるのも難しい。葉のつき方、葉の裏の色などが手掛かりになるというが、簡単にはいかない。3脈が目立つこの葉を見かけると、殆どはシロダモで、ヤブニッケイを見かけることは滅多にない。葉のつき方では判定が難しいので、葉の裏を見ると、灰白色をしている。また、咲いているのか枯れているのか紛らわしいが、花がある。花期から考えると、この樹はシロダモになるようだ。
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シロダモ

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 シロダモの葉と冬芽

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 シロダモの花

 ガマズミがある。このガマズミは前回も見ている。前回は太陽の光が当たり輝いていた。まだ果実の萎んだものは少なく、美しさは残っている。
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 ガマズミの果実

撮影:1115
 
  記  平成291116日(木)