公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

紅葉した樹はハゼノキだろうか

1214日(水)
 
  前田の丘の広場で、幹に灰白色の斑点がある似たものを見てきた。また、その中に新しい樹木も加わった。
 ミズキの樹が覆う山道へ入ると、ここからの山道には色々な樹木が出てくる。しかし、今の姿だと、樹木名を判定するのが難しい。ムラサキシキブなどは何本かあるが、冬芽を確認しないと分からなくなっている。中央に見えるのは、エゴノキである。このエゴノキの幹は黒褐色をしており、エゴノキの典型をしている。
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 この山道にはコナラが随分ある。手前に見えるのはコナラと思うが、葉がないとコナラとクヌギの区別が難しい。中央に見える細い幹はシロダモになる。シロダモとヤブニッケイも区別が難しいが、ヤブニッケイは余り見かけない。今まで、「どっちかなぁ」と思うものでも、大抵がシロダモであった。シロダモの幹の皮目はごつごつしている。
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 左:コナラ、右:シロダモ

 右上に真っ赤に染まった葉が見える。ハゼノキと思うが、近寄れない。幹の写真を望遠で撮ってみた。幹には小さな突起が沢山あるように見える。色々な資料で「樹皮は平滑、老木では縦に裂け目ができる」とあるので、一寸ハゼノキとは違うように思えるが、葉が奇数複葉で、小葉は67対確認できる。また、小葉の先は長く伸びている。このような条件を考えると、候補としてヤマハゼ、ハゼノキが挙がるが、ハゼノキに近い。
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ハゼノキ?

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 幹

 階段を降り、カッパ池へ出た。今まで暗く、寂しげなところから、目の前が明るくなった。目の前に紅葉したカエデが出現している。1本は黄色、もう1本は真っ赤である。正に紅葉の真っ盛りの風景である。しばらく足を止めることになった。
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 紅葉したカエデ

 池の向こう側にも紅葉の景色が見える。カッパ池の周りはカエデが多いので、この時期は景勝地になっている。向こう側は日光が射しているせいか、紅葉が鮮明でなく、白んで見える。
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  対岸の紅葉したカエデ

つづく

撮影:128
 
  記 平成281211日(日)