シモクレンの花が1つ咲いている
6月29日(日)
シャリンバイの片隅に、ゼニアオイがある。以前は背丈が高くなったが、このところ刈られるせいか、大きくなれないでいる。しかし花は毎年咲かせてくれる。タチアオイに似ているが、葉の切れ込みが少なく、花びらがはっきり分かれている点で見分けがつく。
ゼニアオイ
イチョウやケヤキの下にビョウヤナギがある。何時咲き出すか注目しているが、はっきりしない。黄色い花が見えたので寄ってみた。花は咲いているが、枯れているものもある。何年か前見たときは、きれいに咲いていたが、そのイメージがない。しかし、花を見るときれいなことには変わりがない。この花はキンシバイとよく似ている。最初のうちはよく間違えた。違いは雄しべが長く突き出ているところである。
ヘクソカズラがシャリンバイを覆いだした。ヘクソカズラはつる性で勢いがある。相手を選ばず、どんな相手にも絡みついていく獰猛さを感じる。いつも見るシャリンバイにはこのようなことはなかった。人手が入っていないということが一目で分かってしまう。見ると葉はきれいな緑色をしている。いつも見るものはやや暗緑色で、この葉ほど見栄えはしない。
シャリンバイを覆うヘクソカズラ
モモとカリンに果実が出来ていた。中でもいつも思うが、カリンの果実は大きい。幾つ出来ているか見ると、いつも数個である。今日は1個しか見つからなかった。この果実を見ると、ボケの果実を思い出す。ボケの果実も同じくらい大きい。調べると、何れもバラ科の植物である。考えてみると、果物などは何れもバラかが多い。果実が大きいということは、バラ科の特徴とも言える。
モモの果実 カリンの果実
公民館の脇にシモクレンの花が1つ咲いている。どう見ても時期はずれである。モクレンの花は通常春に咲く、この夏に咲くとは珍しいことと思う。遅く出た芽がようやく開花のチャンスを見つけたことと思われる。自然の仕組みの神秘さを感じる。
シモクレン
ネムノキの花が終わった。独特なうすいピンクの花を見ると、「こういう花もあるのかぁ」と思えるほど形の変わった花である。1つの花は小さく、それがいくつか集まって扇形の花を形成している。いつか詳細を調べたいと思っているが、花は高いところに出来るので、毎年調べられないでいる。今年も機会を逸してしまった。
花の終わったネムノキ
撮影:6月26日
記 平成26年6月29日(日)