真冬に咲くシャリンバイ
1月13日(金)
昨日の夕方から久し振りに雨が降った。空気が乾燥し、花壇も乾きっていたので、丁度よいお湿りになった。これで植木も元気が出てくると思える。昼を過ぎると雨が止み、明るくなったので、公園へ出かけた。今日は成人の日で、休日のせいか多くの子供たちが遊びに来ていた。小さな子でもボール蹴りに夢中になっている。一緒に来た親御さんも一緒になってボーを追いかけている。
公園のイチョウとケヤキは全ての葉を落とし、冬景色をつくっている。ケヤキは斜め上に枝が伸び、その枝がさらに斜め上に枝分かれし、綺麗な箒状をしている。一方、イチョウは幹から太く短い枝が出て、そこから何本も細い枝を出し、更にその枝が分かれている。冬の樹形としては、ケヤキのようなスマートな美しさに欠けている。強い剪定がこのような樹形をつくり出しているものと考えられる。
花壇の垣根になっているシャリンバイを見ると、花が咲いていた。1年間見続けていると、シャリンバイは1年中花をつけているようだ。もちろん最盛期は春であるが、今日のような真冬でも花をつけていることは、耐寒性の強い樹木考えられる。
シャリンバイ
ここの花壇にはビョウヤナギが広がっていたが、今日見ると4分の1ぐらいに減っている。少し広がり過ぎたので刈り取られたのかもしれない。ビョウヤナギは黄色い花で、咲くと綺麗だが、咲いている期間が短く、葉の期間が長い。そのため刈り取られたのかもしれない。
大分刈り取られたビョウヤナギ
この時期だと、公園に咲いている花は限られ、数も少ない。ドウダンツツジを見ると、その上にノゲシが伸びてきて、花を付けていた。いつも見るノゲシの葉はみずみずしさに欠け、綺麗でないが、今日のノゲシには何となくみずみずしさ、新鮮さを感じた。緑の葉に黄色い花がよく似合っている。
ノゲシの横に同じ黄色い花が咲いていた。よく見ると黄色い花の周りに白色の舌状花が見える。秋口から暮れにかけてよく見かけたシロバナセンダングサである。もうほとんどが姿を消している時期だが、何とか残っていた。
シロバナセンダングサ
道沿いに八重ザクラの花を咲かせるカンザンが2本ある。公園へ来ると、いつもこのカンザンを見ることにしている。冬芽は未だ小さく、大きな変化がない。赤褐色の芽鱗が綺麗に合わされ、美しさが感じられる。芽鱗の先端は色が薄くなっている。同じカンザンが保育園側にもある。こちらの冬芽はずんぐりしている。光の当たり方のせいか、此方の冬芽の方が精悍に見える。
道沿いのカンザンの冬芽
保育園側のカンザン
撮影:1月9日
記 平成29年1月9日(月)