公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

シモクレンの花が残っていた

720日(水)
 
 ヤエザクラのカンザン、キンモクセイの新芽を見てきたので、公園のサクラの中でも一番早く花をさせるカンヒザクラの新芽の様子を見た。計測をしていないが、カンヒザクラの新芽は、カンザンより大きくなっているようだ。今まで新芽を夏に見ることはなかったが、盛んに生命活動を行っていることが分かる。新芽がここまで大きくなっていると、何時つくることが始まったのか知りたくなる。資料などによると、花後すぐに開始されるというが、花の終った直後は観察を怠ってしまっている。
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 カンヒザクラの根元を見ると、クワが出ている。他の公園、土手にもクワは出てきている。クワの実は「どどめ」と言って、昔は食べたものだ。甘かったことを覚えている。やはり野鳥などが種子を運んでいるのかと思える。
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 クワの出現

 カリンの果実が目立ってきた。先日も大きくなってきたことを報じたが、今日は数が多くなっている。熟すと黄色からオレンジ色に変わるらしい。今まで熟したものを見ていない。今年はぜひ見たいと思っている。
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 数が増えてきたカリンの果実

 公園の北西側にシダレザクラ1本ある。この花は咲くのが遅い。冬場に冬芽を見続けてきたが、いつまでも小さいままで、動き始めるのに相当時間がかかった。今の新芽も小さいと予想できる。実際に見ると、葉腋にかすかに頭を出している。よく見ないと新芽とは分からない。「こんな時から始まるのか」と見直した。
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 公民館の脇のシモクレンに花が残っていた。思わず、「珍しい」と思った。このシモクレンは、近くのシモクレンがすべて散ってしまってから、ようやく咲き出す。それにしても随分遅くまで咲いているものだ。
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 花が残っていたモクレン

 公園にハクウンボクの樹が1本ある。花や果実を見ようと思っていたが、今年は末期の花しか見られなかった。果実は例年6月ごろに出来てくるのだが、今年はまだ見ていない。落ちてしまったのだろうか。
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 果実がないハクウンボク

撮影:717

  記  平成28718日(月)