公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カンヒザクラが咲く

310日(土)
 
 穏やかで、すがすがしい日になった。このような日は外へ出てのどかな雰囲気を味わいたくなる。
浦島公園のカンヒザクラが咲き始めているかもしれない。ここ数日、開花の様子を見ているが、最初の蕾がこぼれ、中から新たにいくつかの蕾が顔を出し始めていたので、「ひょっとしたら、この暖かさで咲き始めるのでは」と予感がした。見ると、花全体は下を向いているが、先は開き始めている。開花したのだ。
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 このところの暖かさで、ハナモモの蕾の天辺が赤みがかり、一気に開花へ前進したようだ。蕾は、球状に花を包み白色の毛が密生している。燐ペン状のものはがくに相当するのだろうか。
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色づいたハナモモの蕾
 
 こちらは小さなサクラの樹だが、ソメイヨシノと思われる。最初の蕾が開き、ピンク色をしたものが顔を出し始めた。花びらであることは明らかである。ここまで花びらが出てきていることは、開花が直前であるといえる。
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開花が進むソメイヨシノ
 
 カリンの芽の先端にも赤いものが見える。花芽を支える新葉を見ると興味ある形をしている。縁には白っぽい丸いものがついている。鋸歯にしては面白いものだ。さらに花芽を見ると、白色の毛が密生している。特にがくと思えるものの内側はその度合いがすごい。
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赤く色づいたカリン
 
 トサミズキも色づいてきた。淡黄色の花びらが見え出している。トサミズキの花はいくつかの花が数珠繋ぎになる面白いつくりをしている。初な花の誕生に興味が深々する。ここからいくつの花が出てくるのであろうか。
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花が出始めたトサミズキ
 
 ユキヤナギが咲き出した。小さな花をよく見ると、5枚の白い花びらが確認できる。季節まがいに咲くことはあったが、今はそうではない。緑の葉も出て、本格的に咲き出したといえる。
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 最後にハナカイドウを見た。先端の葉の間に赤く丸いものが見える。その丸いものには何本かの白色の筋が入っている。そこから割れてくることが分かる。この中にはあの赤い花が入っている。なかなか反応が出てこなかったハナカイドウも季節に反応し、ようやく活気付いたようだ。
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ハナカイドウ 
 
  平成2539日(土)