公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

花見山公園「カンヒザクラ、ソメイヨシノ」

419日(木)
 
 ナノハナ、ハナモモが咲き誇り、綺麗な風景が続いている。皆さんが下の方を注目していたので、何だろうかと、近づいて皆さんの目の方向を見ると、下にナノハナで描いたハート形の模様が見えてきた。物珍しそうなので、写真を撮った。
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 ナノハナで描いたハート形の模様

 赤いボケが咲いていた。ちょっときつめに感じる色だが、ボケの花そのものは綺麗に映る。樹の数が沢山あると、やはり美しさが増してくる。ここは高台で、長閑な雰囲気がある。この雰囲気の中で、この花を見ると、一層長閑さが増してくる。
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ボケ
 
 蕾のカンザンを過ぎると、緩やかな坂になり、日陰に入った。ここにダイオウショウというマツがあった。マツの仲間というが、言われてみないと分からない。幹は他のマツと変わりないが、葉が長く、枝垂れる独特な形をしている。ダイオウショウの葉は、3本ずつ出る。五葉松に対して三葉松ともいうと、案内の人が説明していた。
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ダイオウショウ
 
 赤紫色の花が見えてきた。何の花かと見ていると、カンヒザクラと記名されていた。ここはやや日が陰っていたので、何時も見ていたカンヒザクラより色が黒ずんでいたので、名札を見るまではカンヒザクラと気が付かなかった。また、関東の方では既にカンヒザクラソメイヨシノは花期を終えている。カンヒザクラソメイヨシノよりも開花が早いし、花見山公園のソメイヨシノも花期を終えていると聞いていた。まさか、この時期にカンヒザクラの花を見るとは予期していなかった。カンヒザクラは花弁が平開せず、萼筒などが鮮紅色で、毛がない。言われてみれば、カンヒザクラに見えてくる。
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 頂上近くへ来ると、花期を終えたと聞いていたソメイヨシノが満開になっていた。このソメイヨシノの満開の光景を見て、先程カンヒザクラが満開になっていたことが理解できた。それにしても花見山公園では、色々なものが一斉に咲き出していたのには驚いた。
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 ここが花見山公園の頂上になる。風がなく暖かい。山を上って来たので、やや汗ばんできた。頂上にはベンチがあったので、ここで休憩をとった。ここからは安達太良山、東小富士などが見える。
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 花見山公園の頂上

 休憩をとっていると、目の前にヒュウガミズキが沢山見えた。ここの一画の全てがヒュウガミズキのようだ。ヒュウガミズキの花はここへ来る途中で確認してきている。今は、トサミズキと間違うことはない。
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ヒュウガミズキ

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ヒュウガミズキの花

撮影:410


  記  平成30417日(火)