公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

樹木観察

39日(土)
 
 めっきリ暖かくなった。風は強かったが、久しぶりに自然観察の森へ出かけた。野草はまだ少ないので、主に樹木を見ようとした。
 入り口付近にスギの樹があり、花を咲かせていた。マツの花は雌花が頂点にあり、その下に雌花の花柱を取り囲むように雄花が配置している。スギの雌花雄花はどのように配置しているのだろうか。目に付くのは雄花で、雌花が見つからない。低いところに花が咲いていればよく見ることもできるが残念だ。でも雄花の写真が撮れた。触ると、花粉が吹き出すという。試してみたかったが、手が届かなかった。様子から見ると、まだ花粉が入っているようだ。この花粉が花粉症を引き起こす元凶なのかと思いをめぐらした。
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スギの雄花
 
 ここに立ち並ぶ大木の名前は何というのだろうか。「エノキ」と睨んでいるが、なかなか確定できない。この自然の森の中に「エノキ」と標識のある大木がある。幹は灰緑色で、象の足を思わせる。薄らと縦方向への模様が見られる。幹が分かれるところでは幹を取り巻くように円周のしわ模様のようなものが見える。エノキは下の方で幹が分かれやすいようだ。この樹も最初2つに分かれ、直ぐにそれぞれがさらに分かれている。立ち並ぶ大木も。幹の分かれ方、木肌の様子から考えて、「エノキ」と思える。この大木の冬芽を見たいのだが、なかなか写真に撮れないので知ることができない。
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立ち並ぶ大木 エノキ?
 
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標識のあるエノキ
 
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エノキの板根
 
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エノキの冬芽
 
 この二本の大樹、実は下方で一緒になっている。 一見エノキに似ているがどことなく違っている。縦方向の筋模様がはっきりしている。下のほうの樹皮ははがれそうな感じがする。上空にある冬芽や新芽はどちらもよく分からない。ムクノキ? 
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ムクノキ?
 
 この沿道に並ぶ樹木はヒノキと思う。葉は上の方にあり細かなことはよく分からなかったが、偶然下の方に葉を見つけよく見ることができた。ヒノキとサワラとがよく似ている。葉の裏の白色の模様を見ると区別がつくという。早速見てみた。Y字型の模様をしている。これはヒノキの特徴を表している。
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ヒノキ林
 
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裏の白色の模様 Y字形をしている
 
 
  平成2537日(木)