カンヒザクラが花開く
3月17日(月)
季節はほぼ春になった。公園のカンヒザクラを見に行くと、花びらが開き始めていた。このサクラは釣鐘を下げたように花を開く。花の形自体は地味だが、何といってもこの赤い色が魅力的である。
1月25日あたりから注目して、見続けてきた。最初は堅く閉じていたが、約1ヶ月すると、最初の動きが見られた。1つの蕾の先端がほぐれ、中から新しい蕾が顔を出してきた。こうなると動きが早くなってきた。3月に入り、外側を包んでいた皮から赤い数個の新しい蕾が抜け出た。花の姿がはっきりしてきた。そして3月15日には花を開いた。この二月ほどの動きはあわただしかった。このカンヒザクラの開花を見て、季節はほぼ春になったと思えた。
蕾が開いたカンヒザクラ
ハナモモ、カリンも動きが早くなり、先端に色が着き始め、花びらが見え始めてきたようだ。蕾が膨らみ始めたと思ったら、その後は動きがめっきり違ってくる。「こんなにも花は季節の動きを敏感に捉えるのかなぁ」と吃驚する。
ハナモモ:赤く色づいている
カリン:花の形が分かってきた
トサミズキもほぐれ出した。先端がわれ黄緑色の花びらが見え出している。透き通ったようなこの黄色身が清楚な感覚を呼び起こす。時の流れの速さが感じられる。
トサミズキ:蕾が開き始めている
記 平成26年3月17日(月)