公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

コブシとハクモクレンの冬芽

1227日(木)
 
 駐輪場側にサルスベリの大きな樹があったが、根元から伐採されてしまっていた。最近公園へ行っていなかったので事情は分からないが、公園の中の大きな樹が2本倒れたということを聞いているので、そのうちの1本ではないかと思う。来年からここに大きなピンクの花が見られなくなることは寂しいことである。
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サルスベリの伐採された株

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 同じ駐輪場側に薄いピンクの花を咲かせるハナカイドウが2本ある。この冬芽は赤みを帯びていて、稜が見られる綺麗な冬芽をしている。今年も15日に下記の資料で確認している。今日もその姿が見られるだろうと期待していた。ところが今日の冬芽は、中は赤みを帯びているが、外側の芽鱗がささくれているようで、何時ものようにきれいには見えなかった。若しかしたら、このささくれた外側の芽鱗が取れれば、何時も見る冬芽の姿になるのかもしれない。
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ハナカイドウ

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ハナカイドウの冬芽
 
 公園の中央には曲線を描くようにハナミズキが植えられている。この冬芽は花芽と葉芽が全く違った形をしており、なかなか興味を惹かれる形をしている。まず、花芽から見た。花芽は扁平で、頂部が尖った帽子のような形をしている。次に葉芽を見ると、細い紡錘形をしている。どちらも芽鱗の表面には表面に白色の毛が密生している。
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 この樹を最初に見た時は、ハクモクレンと見たが、そのうち、「あれっ」と思うようになった。ハクモクレンか、コブシか迷っている。今年の1月にも、同じようなことを考えていた(資料)。その時、この樹はコブシとしていた。根拠は冬芽が枝の伸びる方向を向いていることであった。つまり、コブシはいろいろな方向を向いていることになる。今日確認したが、やはり、冬芽は様々な方向を向いていた。
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コブシ

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冬芽は様々な方向を向いていた

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コブシの冬芽
 
 こちらがハクモクレンになる。冬芽は大方が上を向いていることが分かる。以前、「冬芽を覆うコブシは毛が立ち、ハクモクレンの毛は先端方向に寝ている(資料)」ことを知ったが、見てみると、判断が難しかった。
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冬芽は大方が上を向いている

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撮影:1221日、25日

  記  平成301225日(月)