公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

- ハクウンボクの冬芽が綺麗だった

1226日(水)

 ニシキギの奥にハクウンボクレンギョウマテバシイの樹がある。この中のハクウンボクを見た。この冬芽の主芽には小さな副芽が寄り添うように付いる。大きさを見ると、主芽は長さが1cm、幅が4mm、副芽は長さが5mm、幅が4mmであった。冬芽は、赤色の新枝に付き、褐色の星状毛に包まれ、綺麗に映っている。花はエゴノキに似ており、白色の花を枝に吊り下がるように咲かせる。幹は灰黒色で、縦に白色の線模様があるのが目に付いた。


 
 公園には緑色の花を咲かせるサクラの樹が1本ある。花の様子からギョイコウと見ている。サクラの冬芽は、どれもよく似ていて違いを見つけるのは難しい。この冬芽は、長さが1cm、幅が4mmであり、カンザンの冬芽とほぼ同じ大きさであった。
ギョイコウ

ギョイコウの冬芽
 
 次へ移動しようとしたところ、足元に黄色い花が見えた。「この冬に珍しいなぁ」と見ると、タンポポであった。別段、これといって珍しい花ではないが、真冬に見かけると、やはり綺麗に映ってくる。総苞片が反り返っているので、ほぼ1年中見かけるセイヨウタンポポであるようだ。

セイヨウタンポポ:総苞片が反り返っている

 ほぼ葉を落とし終えたカエデの樹がある。最近、この公園に沢山のカエデの樹が植えられたが、この樹は公園が造られたときに植えられた樹である。まだ細いが、大分上へ伸びてきた。冬芽は紅葉と同じように赤みを帯びている。赤みがかったところはカツラの冬芽に似ている。
 カエデの冬芽

 これが先程触れたカンザンである。公園にはカンザンは3か所に植えられている。このカンザンは保育園側にある。この冬芽は長さが1cm、幅が5mmとギョイコウの冬芽のほぼ同じ大きさであることは先程触れている。この写真の冬芽の先を見ると、うすい茶褐色の毛が沢山見えている。
カンザン

 カンザンの冬芽

 このカンザンの近くにサルスベリの樹があり、枝には種子がなくなった殻がたくさん残されていた。サルスベリの樹は、公園内の2か所に植えられている。冬芽が付く枝は細く、枯れ枝のようになっていたのを知っているので、今年はどうなっているか注意して見た。冬芽は小さく、探し難かったが。すぐに見つかった。冬芽は、楕円形の暗褐色をしており、芽鱗の表面は小さな棘のようなものがあり、ごつごつしていた。大きさを見ると、長さ3mm、幅1.5mmと非常に小さかった。


撮影:1221

    記  平成301223日(日)