公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

シャリンバイ・ボケが咲いていた

1225日(火)
 
 公民館側入口付近にシダレザクラがある。公園にあるシダレザクラはこの1本だけである。この花は薄いピンク色で、ソメイヨシノの花に近い感じがする。シダレザクラの枝は下がっているので、冬芽や花を見るのには都合がいい。この冬芽は、他のサクラの冬芽より一回り小さい。計測すると、長さが3cm、幅が1.5cmであった。シダレザクラエドヒガン系で、エドヒガンの冬芽と同じように、枝に伏すようについており、芽鱗の表面には毛が見られる。
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 公民館の近くにシモクレンの樹がある。このシモクレンは、どういう訳か、他の場所のシモクレンハクモクレンが散り出した時に咲き出してくる。樹そのものもまだそれほど大きく育っていないのも1つの原因かもしれない。
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 モクレンの冬芽

 シモクレンを見た後、ハクウンボクの樹へ移動しようとしたところ、下にシャリンバイが咲いていた。先程、この公園へ入ったとき、ハクチョウゲが咲いているのを見て、「この花は1年中見られるなぁ」と思ったが、シャリンバイも同じように、ほぼ1年中花をつけているようだ。今日は、こちらの方が、花数が多い。
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シャリンバイ

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 シャリンバイの花

 シャリンバイの奥に、赤いボケの花が見えた。このボケも季節外れによく見かける。ボケの花は比較的大きく、また、色が鮮やかなので、目が惹き寄せられる。この枝に棘があるので、触る時は注意が必要になる。
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ボケ

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 ボケの花

 公民館の裏側に、先程触れた紅白のハナモモの樹がある。この公園が造られたときに植えられたものだが、白色の方が勢いがあり、大きく育っている。
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 紅白のハナモモ

 紅色のハナモモの冬芽を探したが、下の方にはほとんどなかった。仕方なく、カメラを上空へ向けて撮影して見ると、幾つかの冬芽が写っていた。しかし、先程の写真のように詳細が分かるようではなかった。
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紅色のハナモモの冬芽
 
 白色のハナモモを見ると、冬芽は直ぐに見つかった。紅色のハナモモの枝は赤みを帯びているが、白色のハナモモの枝は緑色をしている。こちらの冬芽は沢山の毛をまとった芽鱗で覆われていることが分かる。
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  白色のハナモモの冬芽

 ハナモモの下にニシキギが植えられており、紅葉した葉がまだたくさんついていた。ニシキギは枝に翼があり、興味を惹かれる樹である。この冬芽も、紅葉と同じ色をしていて赤色である。枝の頂部に出来る冬芽は複数あり、中央が一番大きいようだ。側芽は対になっており、一回り小さいが、同じ赤色をしている。
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ニシキギの頂芽

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 ニシキギの側芽

撮影:1221

  記  平成301222日(土)