公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ツ池公園「ナツツバキとオカトラノオが咲く」

614日(木)

 何とかツリフネソウを確認し、休憩場所のパークセンターへ向かった。途中の花壇には季節の草花が植えられている。今は、ビヨウヤマギが黄色い花を咲かせている。その花壇の中にあるヤマハギを見ると、枝先に花序が出始めて来たように見えた。昨年は619ミヤギノハギの花を見ているので、ヤマハギの開花については、今年は早くはない。(資料)。
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ビヨウヤマギ

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 パークセンター前の小さな樹木園へ来た。ここは、沢山の葉で覆われ、日陰になっているので、涼しくて、気持ちがいい。この樹木の中にモッコクがあるのに気が付いた。サクラに追われ、エノキ、ムクノキへ目が行っていた時は、このモッコクに気付いていなかった。今日は、冒険の森でモッコクを見て来た。そこでは、暗くて、最初に見た時は、蕾だか果実だか判断できなかった。目が落ち着き、漸く蕾と分かった。1度見て来たので、ここで見ると、直ぐにモッコクの蕾と分かった。モッコクは白色の5弁の花を咲かせる。昨年は74日に開花を見ている。蕾の様子からすると、開花はやや早まりそうだ。
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モッコク

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 モッコクの蕾

 パークセンターへ着いたところで、前にあるナツツバキを見た。南門から坂を上ったところで、ヒメシャラの花が散って仕舞ったのを見て、若しかしたら、「ナツツバキも花期を終えて仕舞っているのではないか」と気になっていた。見ると、散った花があったが、樹に花も蕾も残っていた。この光景を見て一安心した。
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ナツツバキ

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 ナツツバキの花

 コリア庭園にキンシバイが咲いていた。キンシバイは先程見たビオウヤナギに似ている。初めてこの2つの花を見た時はどっちがどっちだか分からなかった。見慣れてくると、雄しべが長く突き出ているのがビヨウヤナギと分かってきた。キンシバイは雄しべが花弁より短く、花の中に納まっている。
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 コリア庭園の脇から藪へ入ると、ムラサキシキブがある。先日も舞岡公園の記事の中で、ムラサキシキブと、ヤブムラサキの違いについて考えてきたが、よく分からないでいる。色々な資料をみると、ムラサキシキブの葉の両面は無毛と書かれているが、今まで見た範囲では、多少毛があり、無毛とは気が付いていなかった。ヤブムラサキは花、枝、枝にも沢山の毛があるという。まだこのような典型的なヤブムラサキは図鑑以外に目にしていない。
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 ヤブムラサキ

 この山道の出口にオカトラノオがある。そろそろ咲くのではと思っていた。見ると、咲き出していた。オカトラノオの小花は花序の基から咲いてくる。普通見るオカトラノオの花冠は5裂するが、どういう訳かここのオカトラノの花冠は6裂している。
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 オカトラノオ:小花は6裂している

撮影:67

  記 平成30612日(火)