花弁が6枚あるオカトラノオ
6月18日(土)
キボウシが見える。蕾は下の方から開いていくのだろうか。下から2つ目が一番大きく開いている。花も広い花壇にあると、心持ちのびやかに見える。
キボウシ
緑色の扁平な果実が見つかった。「この樹は何という樹だろうか」と見ていると、枝に翼が見えた。この翼からこの樹はニシキギではないかと思い付いた。ニシキギについては、花と熟した果実を見ていたが、熟す前の果実は見ていなかった。これほど沢山の果実が実っていると、今までのニシキギのイメージとはすぐに結び付かなかった。
ニシキギの果実
コリアを出て、ムラサキシキブのある山へ入った。ここのムラサキシキブは、若しかしたらヤブムラサキではないかと、何時来ても葉の表裏を撫でてみるが、よく分からない。花は殆ど見えず、既に終わってしまったようだ。この先を進んで行くと、藪の中にミズヒキが見えた。咲いているのはこの1本だけのようだ。花が小さく、花茎にピンクの米粒のような花がついているように見えるが、よく見ると、4枚の花弁が見える。
ミズヒキ
ミズヒキの花
左側にオカトラノオが見えて来た。先日は、白色の蕾が見え始めていた。今日見ると、尾の付け根部分の花が咲き始めている。花弁が6枚ある。昨年もこのオカトラノオを見ているが、資料のように花弁は6枚に見えた。どの資料を見ても、5枚とあるが、これはオカトラノオとは違うのだろうか。
オカトラノオの花:花弁が6枚ある
茶店に近づくとアベリアが見えてきた。花が咲いている。アベリアは垣根としてよく使われている。花も多く、花期も長い。また剪定にも強い。
アベリア
中の池の堤にタケニグサが見えた。見ると、花が咲いている。タケニグサは大きなもので、周りのものよりも一つ頭が上に出ている。大柄な花序の中に小花がある。小花には花弁がなく、白色に見えるのは萼であるという。萼が落ちると線香花火のようなものが現れてくる。これがおしべであるという。中央にひとまわり太く見えるのがめしべになるようだ。
タケニグサ
撮影:6月3日
記 平成28年6月15日(水)