公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

集合した案山子

1127日(日)
 
 畦道には、新しい芽生えが始まっていると思うが、花は殆ど見つからない。そんな殺風景な中に、所々に赤い花が見つかる。イヌタデである。このイヌタデの色が赤くきれいに映ってくる。日頃見かけるイヌタデはピンク色で、このように赤みが強くない。一見見たところでは、違う種類に見える。今のイヌタデは、花が盛んに咲いている時期より映えて見えるようだ。
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 ガマズミとマユミが畦道に頻繁に出てくる。ガマズミの赤い果実は黒ずみ、萎れ始めてきた。一方、マユミの果実は種子を殆ど弾き出したようだ。畦道を歩いていると、草類は刈られ、花がなく、殺風景な景色が続いている。冬が訪れ始めたようで、寂しさが漂い始めている。
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 ガマズミとマユミ

 古民家の入り口に人が沢山出ていた。案山子のコンクールの発表が行われた後のようで、写真撮影が行われている。人を避け、古民家へ入った。ここの庭でも、催し物の名残があった。裏へまわると、アザミが咲いている。どこのアザミもほとんど枯れてしまっているのに、ここにだけあるのが不思議に思えた。総苞の様子を見ると、反っていないので、ノハラアザミと思う。
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ノハラアザミ

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 ノハラアザミ

 沼の奥へ進むと、一層暗くなって来た。この辺にのフクジュソウが出てくるので、「何か気配がみられるか」と見たが、未だその気配は分からなかった。沼を見た。夏のハンゲショウの華やかさは見られないが、幾つか芽生えが見える。葉から見ると、ハンゲショウだろうか、確認すると、間違いないようだ。
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 沼を離れて、溝沿いに進んだ。ツリフネソウの姿も分からなくなってきた。ここの一画にミツマタがある。先日、別の場所で見たミツマタと比べると、蕾の開きが遅れているのか、全体がまだ小さい。過去の開花を見ても、ここのミツマタは少し遅れて咲く。
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 古民家を出て畦に出ると、先程の人はどこへ行ったのか、見当たらない。畦には、沢山の案山子が集合していた。入賞作品にはメダルが掛けられている。先程の人は、入賞作品と一緒に写真撮影をしていたことが分かった。
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集合した案山子

つづく

撮影:1123
 
  記  平成281123日(水)