公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

水路沿いのアザミ 「ノハラアザミ」

1110日(金)
 
 ネムノキ休憩所を出た所の水路沿いにアザミが残っている。ここのアザミは他のところのタイアザミと違うと思っている。先日、ここのアザミを解決するため自然教育園でノハラアザミを確認してきた。
 このアザミの総苞片を初めて見た時、長いが、反っていないもの、短いものと色々あった。また、別の日に根生葉をのようなものを見た時、中肋が赤褐色をしていたのを見ていた。
 改めて、ここアザミの総苞片を見ると、短く、外側へは大きく反っていない。ここへ来るまでに見てきたアザミの総苞片は長く激しく外側へ反っていた。やはり、ここのアザミはタイアザミだはなく、ノハラアザミと言えそうだ。水路沿いに並ぶ一連のアザミを確認すると、いずれもノハラアザミに見える。
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水路沿いに並んでいるアザミ

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ノハラアザミ

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ノハラアザミの総苞片

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 ノハラアザミの総苞片

 畔で観察するのも最後になった。観察するのは、ばらのまるの丘を下ったところにあるガマズミである。舞岡公園へ来たときは必ずこのガマズミを見ている。しかし、今年の舞岡公園のガマズミは花が少なかったので、果実も少なく、余り芳しくなかった。真っ赤に染まったガマズミは、人が見ても食べたくなるような色をしている。恐らく、野鳥たちには美味しく見えるのだろう
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ガマズミ

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 ガマズミ

 畦道から坂を上り、ばらの丸の丘へやって来た。ここの道沿いにはヤブタバコがある。未だ花があるだろうかと思いながら進んだ。今年は、ヤブタバコ、コヤブタバコ、ガンクビソウの違いを学んだ。この3つの花は大きく開かないので、小花の詳細は知ることが出来ない。進んで行くと、ヤブタバコは、先日見たままの状態であった。小花は相変わらず、分らない。この花は、枝が四方八方へ伸びている形が面白い。
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この道沿いにヤブタバコがあ

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ヤブタバコ

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 ヤブタバコの小花

 もみじ休憩所へ着いた。カエデなどに色が付き始めている。ナツツバキを見ると、此方の方がカエデより早く紅葉が進んでいるようだ。カエデが紅葉すると、ここの広場は見違えたような景色を呈するようになる。その時も、もうそこまで来ているようだ。
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色が付き始めたカエデ

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 ナツツバキの紅葉

 最後に見るのはアカシデである。アカシデの樹を見ると、下の方の葉は殆どが無くなっている。ケヤキなどは上から紅葉が始まるが、この樹の紅葉は下から始まるのだろうか。
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 アカシデ・・・上の葉が無くなている

撮影:1027

  記  平成29113日(金)