公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

真黄色になったイチョウ

1111日(土)
 
 天候不順で、三ッ池公園へ行くのがのびのびになっていた。前回来たのが924日だから、1か月が開いてしまった。今日はノコンギクの様子を見ようと思っている。
 南門を入ると、紅葉が進んでいるのに驚いた。11月だから当たり前と言えばそうだが、正面にシュゼンジザクラ、ナツツバキがある。紅葉の進みはナツツバキの方が早いようだ。
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 シュゼンジザクラとナツツバキの紅葉

 ソメイヨシノのサクラの樹を見ると、紅葉を通り過ぎ、葉はほとんど残っていない。花はシュゼンジカンザクラの方が早く咲く。ソメイヨシノは花を咲かせるための養分を確保できたのに、シュゼンジカンザクラは、まだ花を咲かせるための養分が確保できていないのだろうか。
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 ソメイヨシノ:すっかり葉が落ちて仕舞った

 久しぶりにメタセコイアの冬芽を見た。冬芽は小さい。小さいが計測しようと、葉に手を触れると、葉は簡単に落ちて仕舞った。メタセコイアは落葉樹なので、葉が弱ってきていることが分かる。何とか計測すると、長さ3㎜、幅1.5㎜であった。
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 トダシバのところへ行った。ここにはトダシバに似ているが、少し違った未解決な草がある。花が咲いているか、期待したが、咲いていなかった。トダシバを見ると、羨ましそうに花が咲いていた。未解決な草の葉の表面を見た。1つには毛が無かったが、別のを見ると毛が見えた。トダシバと同じような毛である。見間違えたのだろうか。
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未解決な草の葉:トダシバ?

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トダシバの葉
 
 向かい側のヒメシャラの樹を見ると、葉が少し色付き始めていた。果実を見ると、先が開きかけているものがある。中から種子がこぼれ始めたかもしれない。1つ採って中を見た。殻の中にはそら豆の形をした扁平な種子が入っていた。果実の外側は長さ1㎝、幅7㎜、種子は長さ7㎜、幅3㎜であった。
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ヒメシャラの果実

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 ヒメシャラの果実と種子

 坂を上って行くと、右側にカンヒザクラがある。カンヒザクラはサクラの中でも早く花を咲かせる。それだけ冬芽の成長も早い気がする。葉腋から出た冬芽は赤褐色の芽鱗に覆われている。毛がないので、太陽の光に照らされて光って見える。
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 坂の上を見ると、正面に大きなホオノキがある。先日、この果実が赤みを増してきたのを捉えた。今どうなっているか知ろうと、上空を見たが、果実は見当たらない。もう落下してしまったのかも知れない。葉は、殆ど褐色に変わり、落ちる寸前になっている。あの大きな果実はどこへ行ったのだろうか。
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 ホオノキ

 坂を上り切ると、イチョウが真黄色になっていた。昨日、近くの公園のイチョウを見たが、ほんのりと色が付き始めたところだったので、この光景を見て吃驚した。三ツ池公園は紅葉や黄葉が早く進んでいる。
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 イチョウの黄葉

撮影:112
 
 記  平成29114日(土)