イタドリの雄花を見る
6月14日(火)
毎年ハマスゲが現れてくるところへ来ると、地面からたくさんの細長い葉が出ている。この葉がハマスゲの葉になるのだろうか。ここに現れる草を思い出してみると、エノコログサ、オヒシバ、それにこのハマスゲが考えられる。葉の形から考えると、ハマスゲに最も近いが、今後を見定めていきたい。
ハマスゲの葉?
ハマスゲの葉?に混じりエノコログサが見えた。小さな穂だが既に花をつけている。このエノコログサの写真を見ていると、エノコログサのところにイチゴツナギのようなものがあった形跡が見えた。下の方の葉がどうだったか、見ておけばよかったと反省させられた。
公園を離れ、何時も見るJRの土手を見に行った。ここにもいろいろな草が生えてくる。例年と比べると、セイタカアワダチソウが少なく、ススキが多くなっている。手前の方を見ていると、ワルナスビの白色の花が見えた。この花は花弁が後ろへ反り返る面白い形をしている。綺麗な花だと思って茎を触ると思わぬ怪我をすることがある。この茎には棘がある。イヌホウズキと言って、この花にそっくりでやや花が小さいが棘のないものがある。慣れないうちはなかなか区別が難しい。
ススキ
ワルナスビ
少し離れたところにイタドリが花をつけていた。白色の小さな花である。どんな花か拡大して見た。イタドリは雌雄が別株で、以前この株は雄株と確認している。花の詳細を知りたかったが、なかなか鮮明な写真が撮れない。資料によると、雄花には雄しべが8個あり、雌しべはごく小さいという。
イタドリ
イタドリの雄花
撮影:6月9日
記 平成28年6月9日(木)