公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハクチョウゲ、シャリンバイ、シモツケの2度咲き

917日(土)
 
 「今日は外へ出られるか」と期待していると雨が降っている。このところ台風の影響を受け不順な天気が続くので、観察が思うようにいかない。雨が上がったすきを見て近くの公園へ足を運んだ。
 ランタナがハクチョウゲの垣根を突き出て花をつけている。この花は開花後時間とともに花の色が変わってくるという。中心に蕾があるので、中心が新しい小花と分かる。いま白色の小花が内側で、ピンクの小花が内側になっている。どの様に変わってくるのか何時か調べて見ようと思っている。
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 ランタナの花

 公園に入ると、花壇の縁石際にハマスゲが穂をつけていた。この穂を最初に見た時、カヤツリグサかと思った。しかし注意して見ると、穂が違っている。一か所から褐色の扁平になった小花が3つぐらい出ている。何時も見るハマスゲはこういう花壇でなく、人が走り回ったりする広場にあった。隙があれば、こういうところへも侵入することを知った。
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 ハマスゲの穂

 直ぐ傍にエノコログサが見えた。もうエノコログサの最盛期は過ぎているが、このエノコログサの葉は綺麗な緑色をしている。この時期に咲いているのだから、アキエノコロの可能性があるかも知れないと思い、葉の表面をなぞってみた。滑らかで何の抵抗もない。改めて見ると、葉はそれほど長くない。やはりエノコログサであった。
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 ここは下草が一旦刈られたところだが、緑が出揃い絨毯のようになっている。エノコログサの脇に毛深い同じような葉が犇くようにあった。これは何だろうか。直ぐには答えが返ってこなかった。何か手掛かりになるものはないか探すと、茶褐色の花序の出たものが見つかった。その姿を見て、エノキグサではないかと思った。エノキグサの花序の先には雄花が付き、本部に雌花が付くという。写真ではよく分からない。
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エノキグサ

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 エノキグサの穂

 公園へ来たとき、ハクチョウゲの花がポツン、ポツンと咲き出したのが分かっていたが、中へ入ると、シャリンバイも白色の花をつけているのが分かった。この2種類を含めシモツケを入れて3種類が年に2度咲きすることが分かっている。今が2度咲きを迎えているのかも知れない。昨年は11月にも花を見ている。
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シャリンバイ

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ハクチョウゲ

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撮影:914
 
  記  平成28914()