公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

公園活動 雑草との闘い

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 910日、久しぶりに公園活動が行われた。8月は暑い日が続き、公園活動も捗らず、雑草たちの勢いに負けてしまっていた。見ると、あっちもこっちも背丈の高い草が目立っている。高いものは人の背丈を優に飛び越えている。雑草は細いのに背丈だけは高く伸びている。草の生きる力の強さには圧倒される。
  先日は、中央花壇等を整備したが、今日はその横の広い花壇を整備することにした。今までの中で一番広い。ここは大きなケヤキの樹をはじめ、マテバシイヒメリンゴ、シダレモモなどの樹木が生い茂っている。整地しようとシャベルを差し込むと樹の根の蔓延りのため刃が入って行かない。クワの刃を打ち込んでも手応えが少ない。そんな土なのだが、毎年夏には雑草が生い茂ってくる。雑草の根は水分を取り入れる力が樹木の根に負けないようだ。
 どんな雑草が茂っているか、抜きながら調べて見た。ひょろひょろ伸びているのはヒメムカシヨモギである。人の背丈を越すようなものは両手でつかみ、グイッと引っ張ると抜けてくる。茎が太い割にたやすく抜ける。根に付いた土を払い花壇の外へ放り出す。背丈の低いヒメムカシヨモギは一寸摘まんで引っ張るだけで、簡単に抜ける。ヒメムカシヨモギを抜いた後には、枯れそうになったメヒシバや、コメヒシバ、カタバミが地面を這っている。これらは地面を引っかくようにすると、芋づるの様に纏まって面白く抜けてくる。
 ここの花壇を住み分けるようにヒメムカシヨモギ隣にコセンダングサ(シロノセンダングサ?)が一群をつくり茂っている。此方は葉を横に這っているので、隙間がない。茎の太いのはヒメムカシよりも力が必要になる。根も広く張っていて、土も沢山付いてくる。
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 コセンダングサ(シロノセンダングサ?)の一群

 何とか、ヒメムカシヨモギコセンダングサ(シロノセンダングサ?)は退治できた。しかし、作業はまだ終わらない。今度は、キバナコスモス、ヒメムカシヨモギコセンダングサ(シロノセンダングサ?)が混在しているところの整備である。キバナコスモスは、花を沢山つけていて、今が一番のシーズンを迎えている。犠牲を少なくしたい。そうなると、かき分けながら、11本抜く作業になり能率が上がらない。混在しているヒメムカシヨモギは大きくないので、簡単に抜けるが、コセンダングサ(シロノセンダングサ?)はそうはいかない。此方は背丈が低くても根はよく張っている。グイッと抜くと、隣のキバナコスモスも一緒に抜けてしまう。根元を抑えながらの作業になってしまう。
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 キバナコスモスなどが混在しているところ

 約2時間近くの作業で、まだ小さな下草が残っているが、見られるような花壇になった。作業前と比べると、鬱陶しいさがなくなって、すっきりした花壇になった。
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 鬱陶しいさがなくなった花壇

 抜いた草は、公園の広場に広げられた。抜かれたばかりで、草は青々としている。今まではこれを袋に詰め、ごみとして出していたが、先日からは、乾燥させて、元へ戻すことにした公園の広場へ広げると、多少汚く、見難いが、すこしの期間だから我慢したい。乾燥すると、先日の経験では23割に減少してしまう。元の花壇へ戻しても、景観が悪くならない。
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乾燥される草

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乾燥した草を敷き詰めた花壇

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乾燥した草を敷き詰めた花壇
 
 撮影:91

  記  平成28913()