公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハナトラノオとヤブランが咲いた

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 草茫々となった中に、ハナトラノオが花をつけてきた。薄いピンクの花で清々しさを感じる。花序をつくる小花は下から咲いてくるようだ。今咲き始めで、蕾がまだたくさんある。雑然とした花壇だったが、このような花を見ると「手入れをしなければ」と気持ちが動かされる。
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咲き始めたハナトラノオ

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 花壇の土止めとして植えられているヤブランにも薄紫色の花が揃ってきた。他所で盛んに咲き出していたので、「今年はどうしたのか」と長いこと心配していた。たいした手入れをしないのに、このような光景を見せてくれることは、有難いことだ。
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やっと咲き出したヤブラン

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 人が入らなくなると、直ぐに草が生え出してくる。ここは、以前ゲートボールが行われたところで、その人たちがよく手入れをしてくれていた。今は、人の手が行き届かなくなってしまったので、このような光景になってしまった。暫くコスズメガヤが生えていたが、そこにコスズメガヤを追いやるようにオヒシバが入って来た。姿、形を見ると、オヒシバの方が強そうに見える。雨が降ったあと少し水が溜まるところにはヒメムカシヨモギも入ってきている。意外と思ったのはキバナコスモスである。ヒメムカシヨモギの生育し始めたところにちゃんと根づいている。
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占有範囲を広げるオヒシバ

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占有範囲を広げるオヒシバ
 
 ここの一画は春にカラスノエンドウが異常と思えるほど繁茂していたところである。それがいまはコセンダングサ(シロノセンダングサ?)などが繁茂している。同じ場所を時期でうまく住分けているように思える。以前は、コセンダングサでなく、メヒシバが多かったが、少しずつ変わってきているようだ。狭い範囲だが、見ていると、色々な移り変わりが分かってくる。
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撮影:828日、99日、912
 
  記  平成28913()