ノシランが見つかる
2月28日(日)
この時間、花の広場の奥は日陰になっている。奥にウメがあるので、撮影しようと近づいた。先日咲き始めたハクバイはほぼ満開である。近くでは、撮影に来た人が盛んに撮影している。全景を撮りたいので、しばらく様子を見ながら待ち、人がいなくなったのを見計らって撮影した。撮影結果を見ると、光量が少なかったせいか、写真は鮮明でなかった。
ほぼ満開のハクバイ
日が陰り始めたが、同じ広場にあるヒメシャラの樹を見ていくことにした。ここには似ている樹が数本ある。そのため、ここへ来ると「いつもこの樹はヒメシャラ、ナツツバキのどっちだったか」と迷ってしまう。今日もそんな迷いが出てきた。冬芽を見ると、芽鱗の枚数が多い。ヒメシャラと確認できた。
ヒメシャラの冬芽
入り口にイタヤカエデの大きな樹がある。先日、葉が大きい割には冬芽が小さいところを見ている。赤みを帯びた小さい冬芽は、いつも鮮やかに見える。もう1度あの鮮やかさを見ておこうと思った。
イタヤカエデの冬芽
カツラの冬芽も赤く、イタヤカエデに似ている。直ぐ近くにカツラの林道があるので、そこを通りながら山を上がっていくことにした。カツラの並木は高く聳えている。冬芽を見ようと枝を探し始めると、枝がことごとく剪定され、近くに山となっていた。「これは参った」と思った。カツラの冬芽を見ることは諦めざるを得なかった。
カツラの林道
諦めて坂を上り始めた時、左側にヤブランに似た大きなものが見えた。青い実をつけている。ヤブランに似ているが、株は数倍の大きさがあり、葉も長い。果実も青い大きなものである。何度かここを通っているが、この光景を見るのは初めてである。調べると、ノシランの名前が出てきた。それにしても巨大なヤブランのイメージが消えない。
ノシランの果実
撮影:2月11日
記 平成28年2月15日(月)