ネコヤナギ、サンシュユの冬芽が開き始める
1月25日(木)
パークセンター前の広場は、この時間は日陰になって仕舞っている。暖かい日と言え、日陰に入ると、寒さを感じてくる。ここの水田の脇にミツマタの樹が1本ある。ミツマタの花は寒い時に咲く。冬芽が開き、中の蕾が見えているが、この蕾が中々開かない。例年2月初旬に開き始めるので、あと少しの期間である。
沼の脇のネコヤナギを見ると、赤紫色の芽鱗から抜け出し白毛を纏った芽が出始めて来た。ネコヤナギは雌雄が別株であるという。このネコヤナギは雄株である。白色の綿毛の中を拡大すると、黒色の点が見える。そろそろ雄しべの先が見え始めて来ているのかも知れない。
芽鱗から抜け出すネコヤナギの冬芽
ネコヤナギ:雄しべが見え始めて来た
サンシュユは、例年、暮れに数個の花を付けていたが、昨年は咲かなかった。冬芽の成長が遅いのかと見ると、今日は冬芽が開き始め中の黄色い蕾が見え始めて来た。漸く、早めの花が咲きそうだ。
サンシュユ:冬芽が開き始めた
サンシュユは小さな水田の脇にあり、水田の後が小高い丘になっている。この丘に紅白のウメがある。手前がコウバイで、奥がハクバイである。花の広場ではハクバイが咲き始めていたので、ここでも咲き始めているのではと期待したが、何方も花は未だだった。
前:コウバイ 奥:ハクバイ
コウバイ
ハクバイ
パークセンターを後にし、山を上り、丘の上広場のヤマナラシを目指した。この山はコナラが沢山ある。階段を上り切り、広場へ出た。ヤマナラシは休憩所の下にある。先日見た時、冬芽が大分少なくなっていたが、今日見ると、更に少なくなっている。こんなに少なくなるものかと、改めて思った。サクラなどの樹と比べると、ヤマナラシの枝は折れやすく、冬芽も落ちやすい。強風などが吹いたとき、枝ごと折れてしまったのではないだろうかと思われる。
ヤマナラシの樹
ヤマナラシの冬芽
ここでいつも見るのはシダレザクラである。シダレザクラは花の広場にもあるが、今日見たところによると勢いがなかった。「ここは・・・」と見ると、冬芽は膨らみがあり、生気が感じられた。この分では順調に開花へ向かっていると思われる。
シダレザクラの冬芽
シロヤブツバキ
最後に、坂道の脇にあるヒメシャラの樹を見た。冬芽を見ようとすると、下の方にはついていない。どうも冬芽の付きが悪いように見受けた。ここにはヒメシャラの樹が2本あるが、2本とも冬芽のつきが悪いようだ。隣のナツツバキが枯れてしまったこともあり、心配になる。
ヒメシャラ:冬芽の付きが悪い
ヒメシャラの冬芽
撮影:1月13日
記 平成30年1月22日(月)