エノキの冬芽は未だ出来ていないのだろうか
1月24日(水)
中の池と下ノ池の間の堤にあるヨコハマヒザクラを見た。先日、岸根公園で見た冬芽と芽鱗の色などは変わらないが、形が違っている。岸根公園の冬芽は丸みのある楕円形だったが、此方は細長い点が目に付く。以前の開花時期の記録を見ると、どちらも4月初旬に満開時を迎えている。今年は、此方の方が成長が遅いのだろうか。
ヨコハマヒザクラの冬芽
三ツ池公園で、ヤマザクラは茶店の前の広場にしかない。ところがこのヤマザクラは大きいので、花や冬芽は捉えにくい。今日は光が当たっているので、「少しはいい写真が・・」と思い、撮影した。大きさは計測できないが、芽鱗に毛がなく、艶があることが分かる。
ヤマザクラの冬芽
オオシマザクラの冬芽
パークセンター前の小さな樹木園へ寄った。先日、ここで見たエノキの冬芽の確認をした。先日は葉痕の脇から2本の角のようなものが見え、「若しかしたらこれが冬芽なのかも」と考えた。冬芽は葉痕の下から1つ出るので、この角のようなものは冬芽ではなくなる。すると冬芽はどこにあるかということになる。もう冬芽が見えてもおかしくないのだが、このエノキの樹には未だ冬芽が出来ていないようだ。落ちたとすれば、その痕跡があってもいい。
エノキの冬芽
ムクノキの冬芽ははっきり見えている。先が細い楕円形の冬芽は枝に張り付くように付いている。芽鱗には上へ向かう伏毛が沢山見られる
ムクノキの冬芽
コナラの樹というと、「幹が太く、深い溝模様があり、幹が激しく曲がる」イメージがある。この若い樹にはそのイメージがない。コナラと分かっていなければ、「この若い樹は何の樹か」と考えてしまう。上空に枯葉がまだ残っているので、葉の形からコナラと分かるが、葉がなければ確実な手掛かりは冬芽しかない。冬芽の芽鱗は小さく枚数が多い、また、冬芽には稜が見られる。
コナラの若い樹
コナラの冬芽
撮影:1月13日
記 平成30年1月20日(土)