ハンノキの雄花が咲く
2月19日(金)
水田の畔を進んだ。「赤くなったネコヤナギの冬芽はどうなっただろうか」と興味があった。見ると、ネコヤナギは全体が赤みを帯びている。その中でも冬芽をつける枝は特に赤く特徴的である。多くの冬芽の芽鱗は、まだしっかり閉ざしているが、幾つかの芽鱗の先には白色の毛が少し見え始めている。
ネコヤナギ
ネコヤナギの冬芽
水田沿いの畦道にハンノキが沢山ある。そろそろ花が咲く時期になってきた。どんな花か、今年はよく見ようと思っている。枝には雄花が垂れ下がるようについている。雌花は雄花より極端に小さく、雄花の柄の基についている。雄花に黄色い色がつき始めている。花が咲き出していることになる。花は小さいので、肉眼ではよく分からない。接写写真を撮り、拡大してみると、「多少花かなぁ」と見当がつくが、1つの花がどの部分なのか、全く知ることが出来ない。手掛かりを探そうと、専門書を紐解いてみた。
専門書によると、「1か所に2~3個の花がつき、1つの花には4個のおしべがある」という。これを手掛かりにすると、1か所に8~12個のおしべがあることになる。これで謎が解けたような気がした。おしべが沢山あり、花を解体しなければ、いくら外側から見ていても分からないようだ。
参照:保育社図鑑、牧野新植物図鑑
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ハンノキ
ハンノキの雄花
小さい雌花は赤みがかってきているが、芽鱗が未だ緩んでいない。
ハンノキの雌花
古民家の庭にコウバイが咲いていた。花の数が少ないので、もう終わりかと思ったら、枝には蕾が沢山あるので、まだこれからのようである。
コウバイ
コウバイの花
古民家の奥の庭を見たかったが、今日は進入禁止になっていた。裏にウグイスカグラがある。ばら丸の丘から下りる途中のウグイスカグラは既に花を1つもつけていなかったので、ここのはどうなったか知りたかった。見ると、蕾の数は少ないが、1輪の花が咲きかけていた。ここは開花が遅いようだ。
ウグイスカグラ
撮影:2月7日
記 平成28年2月9日(火)