公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カリン この赤いのは花弁か?


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  急に年寄りの人たちが公園に集まってきた。「何かなぁ」と思っていると、公園内の健康器具を使ったりし、からだを動かして会話が始まった。「何だ、どこかへ行く途中の世間話か」と感じた。
 年よりの人がかたまっている脇にハナモモの樹がある。一寸気が引けたが、冬芽を見ることにした。冬芽は1か所に3つぐらいついている。びっしりと毛に包まれたところに赤褐色の色が見えてきた。これは芽鱗の地と思える。微かに芽鱗の重なりも見えるようだ。ひところから見ると、大分動きが現れてきた。
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ハナモモ
 
  ハナモモの横にカリンとヒガンザクラと思える樹がある。まず、ヒガンザクラを見た。天気がいいせいか、枝は灰色に光って見える。葉痕のところが膨らみ、その脇から冬芽が出ている。芽鱗の全体は暗褐色だが、先の方の芽鱗は明るく、先に毛が見える。枚数は1516枚はあるようだ。中心が太く、上へ行くと次第に細くなっている。
 ヒガンザクラではないかと資料を当っているが、多くがコヒガンザクラで説明されていて、困っている。ヒガンザクラ即ちコヒガンザクラとは思えない。
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ヒガンザクラ?
 
 カリンを見ると、冬芽から赤いものが出始めている。これは花弁なのだろうか。花が咲いて時の写真を見ると、花弁は5枚で、先が丸みを帯びている。この赤いものを見ると、どうも違うように見える。上からの写真を見ると、中に赤いものが入っているように見える。これが花びらのような気がする。
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 カリン:花弁?

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 カリン:上から見たところ
 
 シダレザクラの冬芽が見違えたように大きくなり、丸味を帯びてきた。まだ、他のサクラの冬芽に比べると小さいが、サクラの冬芽らしくなってきた。これから先の方が伸びていくものと思える。
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 シモクレンは外側の芽鱗がとれ、たくさんの毛で覆われた姿に変わってきた。気候が大分穏やかになってきたが、冬芽はまだ小さい。開花にはまだ時間がかかりそうだ。
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モクレンの冬芽


撮影:216

  記  平成28217()