公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハクモクレンの開花

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  レンギョウの枝は赤褐色をしている。例年、花は暮れに咲いたりし、気まぐれなところがある。ところが年を越えると、なかなか花の姿を見せていない。じっくり花の時期を待っているのだろうか。冬芽は大分膨らんできているように思える。黄色ぽい芽鱗は4列に並んでいるのだろうか、全体では12枚以上あるようだ。
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 レンギョウの冬芽
 
 ハクウンボクの頂芽を見ると大きいものと小さいものとが2つある。副芽は主芽に万が一のことがあった時のための予備であるが、この様に同じように大きくなっていくのだろか。
沢山の毛で覆われた冬芽は芽鱗がない裸芽であるという。
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 公園にはギョイコウという珍しいサクラがある。サクラの時期が近づいてくると、いつもこのサクラを思い出す。ほとんどのサクラはピンク色や白色だがこのサクラだけが緑色である。開花はソメイヨシノより遅いのだが、冬芽を見ると頂部が開き始めている。これは開花の知るしなのだろうか。
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ギョイコウ

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ギョイコウの冬芽
 
 公園の中央にハナミズキが植えられている。帽子型の冬芽がこの頃の暖かさで、堅く閉じていた頂芽が開き始めた。写真を見ると、外側が明らかに開いていることが分かる。
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 春の訪れとともにナズナオオイヌノフグリが咲き始め、樹々の冬芽も緩み始めてきた。公園に春を告げる樹としてハクモクレンがある。ハクモクレンはシモクレンより早く咲く。梢を見ると、白色になっている。「開花したのでは」と思った。近くに寄り写真を撮った。いま丁度外側の毛が剥がれ白色の花弁が出始めている。
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撮影:216
 
  記  平成28217日(水)