公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ウォーキング アレチウリを見る

925日(金)
 
 連休の最終日も天気に恵まれた。照りつける太陽の光が暑く感じる。今日は健康推進委員会主催のウォーキングがある。本来は21日の予定だったが、生憎雨になり、今日に延期された。
 横浜線中山駅で乗り継ぎ地下鉄川和駅で降りた。この鉄道はグリンラインといい、開通してまだそれほど年数が経っていない。初めての乗車だが、車両の幅が狭く感じた。中山駅から新興都市を通り、日吉まで通じている。
川和駅は出たところが高い位置にあり、階段を使って下りた。地下鉄の下を横浜上麻生道路が通っている。過って市バスの3番が走っていた道路だと分かった。道路を少し離れたところを河が流れている。鶴見川に合流する谷本川である。一行はこの谷本川に沿って進んだ。
 「あれっ、河を渡る鉄道と、左の方にも鉄道がある。こちらは田園都市線かなぁ」と言っている人もいる。一行はこちらの地理が不案内である。「田園都市線はもっと離れている」と分かってきたようだ。すると、この鉄道はと考えている。これは地下鉄の車両基地のようだ。車両基地は上の方にあるので、河沿いを進む一行には架線しか見えない。
 河沿いに進み始めると、前から、後ろからと自転車が盛んに通る。少し歩くと、「自転車です」との声が聞こえる。道はアスファルトになっているが、両端が草で覆われ道が狭くなっている。後ろを振り返ると、地下鉄が橋を渡っている。いい風景が目に留まったので、写真に収めた。写真を見ると、偶然ススキが目の前に写っていた。橋に気を取られ、ススキが目に入っていなかった。拾いものをしたような気がした。
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本川を渡る地下鉄
 
 河沿いの道路はサイクリング道路なので、自転車が頻繁に通ることが分かった。河沿いにセイバンモロコシが長く続いている。街中ではそろそろ勢いがなくなってきているが、河沿いのセイバンモロコシには勢いがある。空気や土がいいのだろうか。少し郊外へ出ただけで、植物にもこんなに違いが見られる。人はこの違いに気付かず、環境に適応している。考えて見れば、何か不安を感じる。
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長く続くセイバンモロコシ
 
 河は水が澄み、きれいである。秋晴れの中を水がゆっくり流れている。「コイがいる」と叫んだ人がいる。別に珍しい魚ではないが、一行の人は自分たちの生活の中では見る機会が少ない。それだけに、一目見ると感動が大きい。水が澄んでいるので、離れた道路からでもコイの動きが分かる。コイの動きにつられて、自分たちの気持ちが勢いづいてくる。
 水の流れを追って行くと、道路沿いにアレチウリが目に入ってきた。遠目に見た時は、大きな葉をしているので、クズではないかと思った。しかし、次第に近づくと、葉が角張っているのが見えてきた。これはクズではなく、アレチウリである。花が咲いている。葉が大きいので、花が小さく見える。五角形をした花がよく分かる。河川敷に荒れ狂うように繁茂するアレチウリの景色を見るのは何十年ぶりだろうか。昔、鶴見川でこのような景色を見たことが思い出される。
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アレチウリ

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アレチウリの花
 

撮影:923

  記 平成27923日(水)