公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ウォーキング  河川敷のオニグルミ

930日(水)
 
 ウォーキングの記事を書く最終日となった。2時間ばかりのわずかな時間だったが、普段見ることのない河や小さな水路そしてそこを泳ぐコイなど見ながらの散策は楽しみが多かった。一行と一緒に歩きながら植物を追っていた。河川敷の植物を見るのは何年ぶりだろう。はるか昔、この辺もまだほとんど開けていない時であった。その時、毎日のように見た時の記憶が蘇ってきた。当時は、見渡す限り水田がつづいていた。今は水田をほとんど見ることが出来ない。マンション、工場、住宅が立ち並んでしまった。物語のような変貌ぶりである。
 河川敷に大きな樹がある。大きめの葉が対生になり、複葉になっているようだ。その姿には見覚えがある。オニグルミの樹ではないだろうか。よく似ているが、水面近くにあるので、ここからはよく見えない。望遠写真を撮ってみると、確かにオニグルのようだ。さらにその樹のいろいろな部分を覗いてみた。果実が見えた。楕円形をした黄緑色の果実がはっきり認められた。オニグルミに間違いない。オニグルミは水辺の近くなどに生育することを学んだことがある。
イメージ 1
オニグルミ

イメージ 2
オニグルミの果実
 
 橋が見えてきた、この橋を渡ると、鴨井駅は直ぐ近くになる。昔、横浜線には鴨井駅はなかった。昭和371225日開業だという(ウイキペディアより)。駅が出来てからの発展は目を目覚ましいものがある。昔この辺を横浜線で通った時は、鶴見川が見えるだけで、家というものは1軒もなかった。ただ鶴見川が近づいたり、遠ざかったりしている風景だったことを覚えている。
イメージ 3
鶴見川に架かる橋
 
 「この河が横浜線に近づいたり、遠ざかったりしていた河だったのか」と思い出す。電車からは河の水は見えなかった。橋の下の水は流れているのだろうか、先程見てきた谷本川には流れが見られた。ここは先に堰があるのかもしれない。河川敷では釣りをしている人がいる。一寸した広場では子供が遊んでいる。
イメージ 4
静水のような鶴見川
 
 久しぶりの健康ウォーキングだった。1度雨で延期になったせいか参加者はいつもより少なかったが、天候に恵まれ、午後を楽しむことが出来た。緑が多く、河を見ると、いつもとは変わり広い視野を見ることにもなる。足、目、心など全身の保養になった。次回は多くの方が参加されることを期待したい。
 

撮影:923


記  平成27928日(月)