公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 キリの花

520日(水)
  
 中丸休憩所へ向かう手前のサクラの樹の近くに大きなマユミの樹がある。前回ここを通ってから久しくなる。サクラの樹に寄り添う姿を見て、マユミの樹ではないだろかと見ていた。今日はそれを確認できた。既に何ヶ所かでマユミの花を見ている。場所によっては花期を終えている。この樹を見ると、今が盛りと咲いている。黄緑色の4枚の花弁がマユミの花の目印になる。
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マユミ

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マユミの花
 
 中丸の丘に出ると、直ぐに左に折れ松原休憩所へ向かった。ここにはイヌシデと思っている樹がある。イヌシデ、アカシデを何回か見ているが、その区別がなかなかつかない。今日もその挑戦をしようと考えている。細い下りの道を進むと、右手にヒノキの樹がある。上を見ると、果実が出来ている。出来ているというよりも、既に果実は開いてしまっている。この果実は昨年のものらしい。
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ヒノキの果実
 
 「アカシデは葉柄が長く、赤みがかっていて、イヌシデは葉柄が短く、赤くない」というので確認するが、はっきりしない。葉柄の長さの基準が分からない。「花期はすでに通り過ぎ、確認ができない」と分かってはいるもの、見たくなるものである。見ると、葉に混じって茶褐色の塊が見える。以前このようなものを調べたら、「虫こぶ」と説明されていた。一見果実のようにも見えるが、果実とは違うらしい。
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虫こぶ?、果実?

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虫こぶ?、果実?
 
 少し休みながら、イヌシデ、アカシデについて調べてみた。葉柄の色、毛を見ると、多少は違いが分かるが、葉の先の形状を見ると、今見ているのも尾状に伸びている気がする。考えるときりがない。日陰で涼みながら、遠方を見た。下に田園風景が広がっている。この風景を見ると、横浜市内ではない思いがしてくる。自然の風景が人の気持を変えることがよく呑み込める。
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広がる田園風景
 
 中丸休憩所へ戻ってきた。この休憩場の周りには大きなオオシマザクラの樹がある。前回は花が12つ咲き始めた時だった。いま赤く染まった果実が見える。「こんなにできるのか」と思えるくらい枝にたわわについている。
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 風が出てきた。少し高いところへ出たので、強く感じるのかもしれない。クヌギヤマボウシを確認に行くと、ヤマボウシの枝が大きく揺れている。枝が揺れても花が咲いているのが分かる。ヤマボウシは咲き始めたところのようで、花数が少ない。ヤマボウシの隣にウメのような果実が見えた。「ここにウメがあったか」と思い出すが、思い出せない。果実は未だ緑色をしている。モモのようにも見える。後で調べると、ここにある樹はアンズであることが分かった。
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アンズの果実
 
 中丸の丘から下り、水車小屋へ向かった。水車小屋の前にキリの樹がある。このキリの花を見るのが今日の1つの目的になっている。見ると意外と少ない。昨日の雨で大分落ちてしまったようだ。地面にはその跡が見られる。満開の姿とは言えないが、記録に残すことはできた。
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キリ

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キリの花

 
撮影:513


  記  平成27519日(火)