アカシデとイヌシデの果実の違い
6月29日(水)
瓜久保休憩所へ入ると、水路側のアジサイが目に入った。赤色を帯びたガクアジサイである。隙間がなくぎっしりとアジサイで満たされている光景は見事である。梅雨時のいまが一番の見ごろであることが分かる。公園内でも随所にアジサイがあり、どこも見事である。
カッパ池の奥は広場になっている。そこの足元にはオオバコが一面にある。オオバコを見ながら歩いていると、ギシギシが目に付く。既にギシギシを見ているが、ここのはまだ青々としている。花があるか見ると、茎に輪生している。小花は外花被が3枚、内花被が3枚あるというので確認しようと試みた。小花は小さい。葯が3つ見えるところから雄しべは4本だろうか。外花被は小さく、内花被は大きいというが、この写真ではその区別が難しい。
カッパ池の奥の広場
ギシギシ
ギシギシの小花
前田の丘から下りて来たところにイヌシデの樹が1本ある。この樹もいつも見ることにしている。果実を見てアカシデとイヌシデはどういう違いがあるかを知ろうとしたが、写真の焦点が合わず、断念した。資料によると、アカシデが果苞の基部で3裂するのに対し、イヌシデは3裂にならないとある。写真を調べると確かにそうなっている。
アカシデ:果苞の基部が3裂
イヌシデ:果苞の基部が3裂しない
カッパ池を見るといつの間にかヨシの背丈が高くなってきた。3か月ぐらいでこんなに大きくなるのかと驚く。冬場は何もなく、たまった水が凍っていたのが嘘のようである。ヨシと反対側ではミゾソバが大繁茂し、水面や池の土が全く見えない。
背丈が高くなったヨシ
大繁茂したミゾソバ
瓜久保休憩所へ戻ってきた。水路際にあるニシキギを見た。果実があるだろうと見ると、1つもついていない。「これはおかしい」と思った。枝に翼があるので、ニシキギの樹に間違いない。マユミは雌雄が別株というが、同じニシキギ科なのでニシキギも雌雄が別株なのだろうか。よく見直してみたい。
果実のないニシキギ
撮影:6月19日
記 平成28年6月23日(木)