公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ナガハグサを探す

417日(金)
 
  ネズミムギの小群落を見て、季節の移り変わりの早さに驚いていると、ギシギシが見えた。ギシギシはスイバに似ている。例年スイバを見てからギシギシを見る。確かにギシギシと確認した。枝に輪状に蕾がついている。膨らんでいるので花が咲いているか見たが、まだ蕾であるようだ。
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ギシギシの小群落

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輪状に蕾がついている

 ギシギシの傍にセイタカアワダチソウが出ている。すでに背丈が20㎝を超えているようだ。何でこんなに芽生えてくるのかと思うほど密に生えている。この中の多くのものが実際に大きくなり花を咲かせる。繁殖力の旺盛さが分かる。
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 線路脇にいくつものタンポポが花を咲かせている。太陽の光を受け花弁を大きく開いている姿は眩しく映る。沢山のタンポポを見ると、春たけなわと実感する。
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 日が差したかと思うと、小雨がぱらつき出した。大降りにならないうちに帰り始めた。ナガハグサのあった辺りまで来ると、1度は諦めたが、再び挑戦し探した。サツキの近くに似たものが見えた。ナガハグサの特徴を思い出した。

「第1の葉が花茎に沿うように出ていて、葉舌はない」

 見ると、葉舌は極わずかにあるが、第1の葉は花茎に沿っている。恐らくナガハグサと思う。天気のいい日に再度確認したい。
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ナガハグサ
 
 何とかナガハグサは見つかったようで、ここへ来た甲斐があった。ひと満足していると、塀際に紫色の花が見つかった。キランソウである。公園の隅などで時々見。ナガハグサにおまけがついたような気がした。
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撮影:415
 


  記  平成27415日(水)