ネズミムギ、ヤエムグラの花を見る
4月16日(木)
久しぶりに空が明るくなり、日が出てきた。この分だと遠出が出来るかも知れないと思った。外を見ると、風が強い。未だ安定していないと思っていると、曇って雨がぱらつき出した。遠出はだめだと思った。
先日イチゴチナギが出始めたので、ナガハグサも出ているのではないかと、毎年見る港の方へ出かけた。ナガハグサがあった辺りへ来ると、期待は裏切られた。草は刈られ、伸び始めたばかりだった。この状態では、どれがナガハグサかは分からない。諦めざるを得なかった。
せっかく来たので、JRの踏切近辺の雑草を見ることにした。このJRは昔の横浜、新橋間を結んでいた鉄道だという。今は時たま貨物が通るだけの錆びられた鉄道になっている。写真を撮ろうとすると、踏切の警報機が鳴り始めた。貨物が来る。何回か来ているが、貨物に会うことは稀である。
横浜、新橋間を結んでいた鉄道
ノゲシ、ノボロギクが見える。その奥にネズミムギがある。この3つはよく見かける。ノゲシ、ノボロギクは活力があり、アスファルトの隙間からでも出てくる。気候が穏やかになり、この時とばかりと色々なところで花を咲かせてきた。
ノゲシ、ノボロギク、奥にネズミムギ
ネズミムギは先日出始めを見たばかりだったが、ここでは小さな群落をつくり、すでに花が咲き出し、葯が飛び出だしているのもある。穂の出たての時はイヌムギとのと区別が難しいが、イヌムギの穂には柄がある。
ネズミムギの群落
花が咲き出し、葯が飛び出だしているのもある
踏切のコンクリートに絡むようにヤエムグラがあり、花をつけていた。公園の隅などに見かけることもあるが、長いこと人が入り込まないと進出してくる。けっこう繁殖力の強い草と思える。花は小さい。白い花弁が4枚見えるが、先の方が4裂しているとのことである。おしべは4本、めしも2本に見えるが、これも先が2つに分かれているという。
ヤエムグラ
ヤエムグラの花
撮影:4月15日
記 平成27年4月15日(水)