公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

チガヤの群落

6月10日(月)
 
  新子安で用事を済ませ、バスターミナルへ行くと、空き地にチガヤが咲いている光景に出会った。チガヤについては、先日も見たが、これほど群がってはいなかった。群落としては狭いものだが、町の中ではこのチガヤがつくる光景は1つの群落といってもいいのではないだろうか。風になびき、一斉に向きを変える動作を見ていると、それぞれのチガヤが連携し、同じように振舞っているように見えてくる。
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チガヤの群落
 
 道路沿いを歩いているとタケニグサに出会った。楕円形のような細長いものがたくさんついている。わりと背丈が高く、大柄なので、肥沃な土地でなければ、育たないと思えるが、タケニグサは意外にそうではない。注意して見ると場所を選ばず、適応力が強い植物と思えてくる。公園や空き地はもちろんのことだが、意外にと思えるのが、写真のような道路沿いによく見かける。しかも、交通量が多く、空気もきれいではなさそうなところでも数多く見かける。コンクリートの隙間や土がなく、多くの植物が姿を現さないところにも、タケニグサを見ることがある。
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                 タケニグサ  道路沿いによく見かける
 
 帰りがけに再びモクレン公園の横を通った。来るときは意識しなかったが、ここに咲くヒメジョオンの背丈がいずれも低いことに気がついた。今見かけるヒメジョオンは、大抵背丈は1m前後ある。ところがここに見ているのは50cmぐらいである。なぜなのかと思った。公園なので、土地が肥沃ではないということはない。「では・・・・」と考えて見ると、答えは簡単だった。依然通ったとき、ここは刈られていた。そのために最初の芽生えは成長できなかった。「芽を出し成長するのが遅かった」と理解できた。簡単な理屈だけど、見ているといろいろな思いが湧き出てくる。
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ヒメジョオン  いずれも背丈が低い
 
撮影日 6月6日
 
  記  平成25年6月10日(月)