公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

定例公園活動 公園がきれいになる

6月9日(日)
 
  今日は太陽に元気がない。好都合でいいのかどうか、でも公園作業をするのには丁度いい具合である。10時から定例の公園作業が行われた。
2週間続けて公園作業をしたので、公園内は大分きれいになっている。今日はユキヤナギの剪定とササの除去を中心に行った。
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                    草や剪定された枝を回収したもの
 
 ユキヤナギの伸びた枝を剪定ばさみで切り始めた。しかし、なかなかうまく切れない。刃が悪いのか、調子がよくない。別の換え作業を進めることになった。先ほどのよりはいいいが、切れ味がぱっとしない。道具がよくないと作業能率が上がらない。
ユキヤナギは、春先、小さな白い花をたくさんつける。枝いっぱいに花をつけたときは、ユキヤナギという名の通りの姿を見せてくれる。強く剪定しても、翌年の春には、再び同じ姿を現してくれる。
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剪定されたユキヤナギ
 
 他のグループではササの除去を行った。ヤブランが伸びてきて、緑の葉がきれいに映るようになったが、数箇所ササが混在し、ヤブランが隠れてしまっている。ここを何とかしようと、挑戦した。ササは根を強く張っている。抜くことはできないので、切るしか手がない。しかし、ヤブランと混在しているので、鎌などを使い1度に束ねて刈ることができない。ササをより分け刈ることになる。1本1本つかみながら刈っていく。少し作業を続けると、腰を上げたくなる。そしてまた続ける。作業を続けている割にはあまり進んでいない。手間がかかる。
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ササが刈られ顔を出したヤブラン
 
 草を丹念に抜いたり、刈ったりしているグループもいる。手ごろの大きさに成長していれば、手でつかみ引き抜くことができる。そうでないものは大変手こずる作業になる。手ごろなのはウラジロチチコグサ、この草はどういう分けか日陰に群生する。センダンの樹の周りにこびりづいている。カタバミ、スズメノカタビラをはじめ地面にひれ伏しているものは1つ1つ攻めていかなかればならない。しゃごみながらの作業には厳しいものがある。
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草が抜かれ整地された花壇
 
 ひと作業を終え、花壇の花に水をやる人も出てきた。このところ雨が降らない。公園の草花、特に苗植えを終えたばかりのものは根が弱いので、水が必要だ。散水して、しばらくすると、草花は生き返ってくる。こちらが手をかけてやると、反応してくれる。生き物だからこのような反応を返してくれる。そこには音のない会話がある。
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散水された花壇
 
 皆さんで、1時間ほどの作業を続けた。最初は太陽に元気でなかったが、作業を終えるころは真夏の太陽に変わっていた。照りつける太陽は暑い。作業後、冷やしていた麦茶でのどを潤しながら懇談をした。共通の作業をした人には共通した喜びの表情が見られる。
 
 
  記  平成25年6月8日(土)