公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

このナンテンの花は奇形か?

6月8日(土)
 
 入江町に一宮神社がある通りから少し横に入ったところなので、あまり目立たない。ここの境内に調べている樹が2本ある。2本とも同じ種類と思われる。エノキかムクノキと思っていた。いろいろ調べてきたことから、この樹の違いがやや分かってきた。
 新子安方面へ行く用事があったので、ついでに神社へ寄って見た。数ヶ月ぶりである。目指した樹は既に花の時期は終わっている。花がなくとも、葉が分かれば区別がつく。そう思い樹を見た。果実がなっている。球形で緑色をしている。
 薄暗くて分かりにくいが、果実の大きさ、葉脈の状況からムクノキと考えられる。ただ木肌にやや疑問が残る。
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ムクノキ
 
 石段を登っていくと右手に白色の花が見えた。葉、花の様子からキョウチクトウと分かる。花は風車のように見える。キョウチクトウは真夏の暑い日差しの中でもきれいな姿で咲き続ける。大気汚染に強いといわれ、市街地の道路や学校、公園にはたいてい植えられている。都会の人に随分貢献している花といえる。
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 一宮神社を通り抜けて進むと新子安もくれん公園が右側にある。表向きは狭いようだが、中へも広がり、高層マンションの庭までつながっている。手入れが行き届いた公園で、いろいろな樹木や草花を見ることができる。ここの公園でナンテンの花を見た。先日、他の公園で形の整った花を探したが、見つからなかった。ここにはありそうだと思い探した。樹に触れると、花がぽろぽろ落ちる。まだ蕾が多く。咲き始めて間もないと思うのだが、落ちる。探したが、なかなかいいのが見つからない。花が開くと花びらが外側へそる。そるというよりも折れ曲がるようになる。そのために落ちやすいのだろか。写真を撮った中に変わった花が写っていた。ナンテンの花びらは6枚、雄しべも6本とあるが、この花は雄しべが6本よりも多い。よく見ると、雌しべが2本ある。1つの花のつもりで撮影したのだが、奇妙に見える。再確認できるものなら確認したいが、無理だと思う。こういう例があるのだろうか。もしかしたら、撮影の仕方の具合なのかもしれないが。1つの花ということを確認して撮影したので、「なぜなのか」疑問が残る。
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花びらは折れ曲がる 
 
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奇妙な花  これは1つの花になるのだろうか
 
 春、公園にはモクレンが咲いていた。いまは果実ができ始めているだろうと、覗いて見た。やはりできている。ラグビーボール型の楕円形をした緑色の果実がたくさんついている。大雑把に数えても20はある。「面白い形をしているなぁ」と思った。表面には白色の粒があり、中央横に茶褐色の筋が入っている。ここから割れるのではないかと思う。花は大きいが、果実も大きい。
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モクレンの果実
 
 奥の花壇にはオリーブの樹がたくさん植えられている。なぜこんなに多く植えられているのか、そのわけは分からない。葉が細く、樹自体もやせている。他の公園でもオリーブの樹を見るが、いずれもひ弱に見える。小さな花が咲いていたので写真を撮った。花びらが4枚、雄しべが4本と確認できる。この花の命は3-4日という。花が見られたのは運がよかったようだ。
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            オリーブ                              花
 
 
  記  平成25年6月8日(土)