公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ツ池公園「コバンソウ、ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ)、ニワゼキショウ、ハルガヤ、ヨシ、ネコヤナギ、チガヤ」

519日(土)
 
 コバンソウが見えた。今年もこの花を何度か見ている。外見は小判の形をしている変わった花で、未だ詳細はよく知っていない。以前、1度この花を開いたことがある(資料1)。その時の資料によると、「苞を開けると、2個の葯と毛のようなものが見えた」と書いていた。その後、いろいろ資料に当たって見たが、資料2を除くと、詳しく書かれた資料は見つからなかった。資料2では、穎(鱗状の包葉)から1本のめしべと3本のおしべがのぞくくらい」とあった。雄しべの正確な本数は何本になるのだろうか。
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 ヒメジョオンの傍にユウゲショウアカバナユウゲショウ)、ニワゼキショウウラジロチチコグサなどが見える。ユウゲショウアカバナユウゲショウ)は名前からすると、夕方ごろに咲くように思えるけど、昼間から咲いている。ニワゼキショウはアヤメ科の花で、外花被片が3枚、内花被片3枚になるという。上から見ると、3枚が大きく、3枚が小さい。よく見ると、大きい方が内花被片で、小さい方が外花被片になるようだ。横から写真を撮ったが、焦点が合わず、写真では確認できなかった。
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 この草の名前がまだ分からない。イネ科の植物で、クサヨシ、ミノボロ、ヒエガエリなどを考えてみたが、試料には小穂等がなく、小花が直接花軸につき、更に小花にノギが見られたので、色々な資料で確認してみたが、しっくりしなかった。最後に、「5月の野草 イネ科」で検索した中に資料1があった。その中の写真を見て行くと、「ハルガヤ」があり、試料の写真と似ているのが分かった。そこで、「ハルガヤ」をクリックすると、資料2が出て来た。この写真が試料の写真とそっくりなのが分かった。「ハルガヤ」の名前を見て、思いつくことがあった、確か、以前「ハルガヤ」の名前を書いたことが思い浮かんできた。そこで、過去の資料を検索してみると、資料3で、今見ている試料について検討し、「ハルガヤ」の名前へ到達していたことが分かった。1度書き留めたことをすっかり忘れていたことが判明した。
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ハルガヤ

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ハルガヤ
 
 ヨシのある小沼へ来た。四季の森公園の芦原湿原のヨシは背丈が2m程になっていたが、ここのヨシも随分背丈が高くなっていた。近くのネコヤナギを見ると、ネコヤナギは剪定されたこともあり、余計その存在が分からなくなってきていた。
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ヨシ

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 ネコヤナギ

 目を沼の前の草原へ移すと、チガヤの穂が白銀に光っていた。チガヤはつい先日も見ている。過去の資料を見ると、413日に見ていた。その時は雌花の色で全体が薄紫色を帯びていた。それが今日は白色で、葯や雌花が見えない。花期を終えると、この様に白銀色に変わるのだろうか。
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チガヤ

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チガヤの穂

撮影:514


  記  平成30517日(木)