公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

峠を越したヒメジョオン

6月18日(水)
 
  神奈川公園へは最近出かけていない。今日は気温が上がり、風がないので蒸し暑い。だるくなる足を運んで公園へ入った。公園は、樹木の葉が直射日光を遮っている。入ったとたん、気分がさわやかになった。樹木の存在感が分かる。
 
 公園へ入った一角にヒメジョオンが繁茂している。人が余り入らないところらしく、毎年ここにヒメジョオンが咲く。見ると、やはりすごい、何本出ているのだろうか、数える気になれない。ヒメジョオンも花期の峠に来たようで、新鮮さが薄れてきている。
 
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  以前ササ(アズマネザサ)が繁茂していたところへ行った。今年も人手が入り、刈られたことと思う。その証拠に見える雑草の種類が少ない。「目新しいものはなさそうだ」そう思っていると、何処かで見たようなものが現れた。ノブドウである。エビヅルとノブドウについては、いろいろなところで見ては、考えた。ツルの生え方を見た。各節からツルが出ている。ノブドウに間違いない。同じようなものを見つけては、ツルと見、葉の裏を見たりしてきた。ようやくエビヅルとノブドウの違いが分かってきた。 
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 ケヤキの下草を見ると、今まで意気盛んであったイチゴツナギやカモジグサが枯れ始めてきている。春に繁茂した草が峠を越し、夏の草と入れ替わろうとしている。いま草地は、一時休止のようだ。しかし、カモジグサの中には新しいものが出現している。また、枯れ草の中をよく見ると、グンバイナズナが現れている。普通のナズナは既に枯れてしまっているが、出現時期をずらして出てきているようだ。同じように、背丈が高くなったギシギシも見える。よく見ると、アレチギシギシも見えているようだ。
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グンバイナズナ
 
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 ギシギシ
 
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アレチギシギシ
 
 これから大繁茂するスズメガヤやカゼクサは芽を出し始めているかもしれない。芽生えを見つけたいが、どんな特徴を持っているか、皆目つかめない。
 
撮影:6月17日
 
 
  記  平成26年6月18日(水)