公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

センダンが咲く

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新緑のヤブラン
 
 ユリオプステージは花の少ない寒い期間にたくさんの黄色い花をつけ公園を華やかにしてくれた。しかし、いま花をつけなくなってきて、主役の座を去ろうとしている。花にはそれぞれ活動期というものがあるのでやむを得ないが、寂しさが残された。
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花を終えたユリオプステージ 
 
 植木に水をくれていると、センダンの樹の下に白いものを見つけた。直ぐにセンダンの花ということが分かった。上を見ると、白色の花が咲いていた。花は葉の陰に咲くので、外からは気がつかない。樹の下へ行き、覗き込まないと目にすることはできない。5つの花びらがきれいな五角形を作っている。中央に紫色をした円筒型のものが見える。中を見ると先端が黄色くなっている。つまり雄しべが集まったものであることが分かる。なかなか均整の取れた花である。
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センダン 
  
 ハナトラノオモントブレチアに勢いが出てきた。ハナトラノオはピンク色の花、モントブレチアはオレンジ色の花をつける。ハナトラノオの葉の縁にはノコギリ状の細かい切れ込み(鋸歯)が見られるのが特徴的である。モントブレチアの葉は細長い。藪ランに混ざって芽を出してきた当初は間違えやすい。今ではまず間違わない。
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          ハナトラノオ                          モントブレチア
 
 
  記  平成25525()