公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

アキエノコロと思えたが、エノコログサだった

716日(木)
 
  例年、目にするキバナコスモスの苗が見えない。絶えてしまったのかと思い探すと、雑草の中に見つかった。沢山の小さな雑草の中でひしめいている。競争が激しいので大きくなれないのかもしれない。例年のキバナコスモスの最盛期を調べると、9月になっている。余り人手をかけず、自然に任せているので、多くは望めないかもしれない。
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キバナコスモス
 
 モントブレチアが咲いている。モントブレチアの葉はヤブランの葉に似ている。そのために、ヤブランの葉を刈る際、誤って刈ってしまうことがある。1度刈られると、葉の伸びが遅れ、花をつけない恐れがある。オレンジの花は下から順次に咲いてくるようだ。既に多くの花の位置が上の方にある。最盛期を過ぎたのだろうか。
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 ムクゲが沢山の花をつけている。ムクゲの花が咲き出すと、いつの間にか付近は落ちた花で見にくくなってくる。片付ける傍から花は落ちてくる。調べると、1つの花は23日で落ちるという。花の数が多いので、後片付けも大変になる。
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ムクゲの花
 
 エノコログサの一群がある。風のせいか穂が靡いている。穂も大きく、一見アキエノコロに見える。確かにアキエノコロだろうか。アキエノコロは、今年になって既に見ている。確認のために葉の表面を見ると、毛が無い。23枚の葉を見たが、いずれも毛が無かった。アキエノコロに見えたものは普通見かけるエノコログサということになった。
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毛が無い
 
 これは「何んの樹だろうか・・・」と思い、抜かず見続けてきた。鳥はいろいろな種を運んでくる。落とされた種子は芽生え、幼木になってくる。いま、それが葉をつけ、名前が分かるようになってきた。葉の形、葉脈から判断してエノキになる。エノキは大きな樹になっていく。公園にエノキの樹はない。しかし、イチョウがあるので、このまま大きくしていいのだろうか。
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エノキの幼木
 
 同じところに、クワの樹とモチノキと思われる幼木も育っている。両方ともよく見かける。こちらは刈ってしまうことになる。しかし、もとがなくても、いろいろな種類の植物が入り込んでくるものだ。ここには昨年まで、ヒヨドリヨウゴという綺麗な花を咲かせるものがあった。今年は芽生えてきているだろうか。
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クワの樹とモチノキ 


撮影:713
 

  記  平成27715日(水)