公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

アガパンサスとオニユリ

715日(水)
 
 暑い日が連続する。今日は風の強さが伴っている。外へ出ると、アスファルトの照り返しが凄い。吹きつける風は熱風に感じる。暑さを避け、3時過ぎに公園へ出かけた。雨が降り続いていたので、草が大きく伸びている。
 一番目立つのは、ヒメムカシヨモギである。毎年この時期になると、背丈を伸ばしてくる。大きものは7080㎝ぐらいになっている。「12週間前はこんなに大きかったか」と思うくらい記憶にない。植物を調べるものには貴重な資料だが、公園を管理するとなると邪魔者になってしまう。止むを得ず大きいものは抜くことにした。ヒメムカシヨモギは根が深くなく、案外簡単に抜ける。
イメージ 1
 ヒメムカシヨモギ
 
 目立ってきたのはエノコログサである。背丈の低いものがひしめいている。毎年思うが、かなり高い密度で生えている。多くのものが穂をつけ、既に一人前のエノコログサになっている。
イメージ 2
 
  「これはカヤツリグサかな」葉が細く、花火のような花を見ると、みんなカヤツリグサに見えてくる。昨年、「カヤツリグサにしてはちょっと変だなぁ」と思い調べて見たら、ハマスゲに辿りついた。今日も、これを見て一旦はカヤツリグサの名前が浮かんだが、直ぐにハマスゲに訂正出来た。
イメージ 3
 
 シロザが見える。以前はそこいら中に見えたものだが、最近はあまり目にすることが無くなった。そう思っていたら、公園の中に随分増えてきた。一昨年、昨年は数本しか見つからなかったが、今日は何本も目にする。植物の遷移とは不思議なものだ。
イメージ 4
シロザ
 
 これは何だろう。珍しく始めて見る。茎が四角っぽい。葉を見ると3出葉に見える。じっと見ていると、何時までも不思議に見える。後で考えてみようと目をずらして、他のものを探していると、アメリカセンダングサに似たものが目に入ってきた。それも1つだけではアない。何本もある。その中のものを見ると、何と先程のものとそっくりなものがあった。その結果、ようやくその結果、アメリカセンダングサ(シロノセンダングサ)と分かった。
イメージ 5
最初に見たもの:アメリカセンダングサ(シロノセンダングサ

イメージ 6
後で見たもの:アメリカセンダングサ(シロノセンダングサ
 
 エノコログサをかき分けていると、コメヒシバが見つかった。これに似ているものにメヒシバがある。メヒシバは大型で、今はまだ穂が出ていない。この時期だと、コメヒシバと分かる。これが、メヒシバが穂をつけ始めると区別が難しくなる。
イメージ 7
コメヒシバ

イメージ 8
コメヒシバ
 
 中央花壇にオニユリが咲き始めた。オニユリも繁殖力が強い、芽生えてきたものをそのままにしていたら、中央花壇を乗り越えアジサイの領域までに侵入してきた。今中央花壇にアガパンサスオニユリが彩色を迎えている。オレンジと青紫が人の目を誘う。
イメージ 9
 

撮影:713
 

  記 平成27714日(火)