倉庫のカギ直し
7月17日(金)
本当に暑い日が続く。公園の草木も大分疲れたようだ。水くれを始めると、終わるまで1時間はかかる。草が大分伸びている。中でもササの成長は著しい。サツキは覆われ、ヤブランはササに埋もれている。一通り水をくれてから、ササを刈った。サツキやヤブランと混ざっているので、1本1本の手作業になる。サツキやヤブランを押しのけると、ササの根元が見えてくる。ササは根元近くで分枝し、伸びている。この根元から剪定すると、数本が刈られてくる。一見見た時は面倒と思えたササもつくりが分かれば、刈りやすくなる。しかし、ササの勢いには圧倒される。
今日の作業を終え、後始末をした。外へ出したものを中へ納め、戸を閉めた。やれやれと思い、鍵を閉めようとしたところ、差し込んだし鍵が折れてしまった。「困った・・・」と一言である。暗くなり始めたので、どうなるかと思った。運がいいことに、まだ鍵は締まっていなかった。戸の開閉は出来る。鍵の本体は内側からは外すことが出来る。仕方なく、ドライバーでネジを外し、本体を取り出した。
取り出せたのはいいが、部品がバラバラになってしまった。組み立てられるだろうか。倉庫のカギは折れやすく、今まで3度も経験をしている。その度に苦労してきた。再び同じことを繰り返している。以前組み立てた手順は記憶にない。「メモしておけばよかった」と思った。
取り出した部品
薄明るかったので、折れた鍵を取り出し始めた。以前はペンチで何とか引き出すことが出来たが、今回はびくともしない。ドライバーの先で押してもふんとも動かない。軽く叩いてみた。それでもだめだ。鍵は精密にひっかかりが出来ている。バカ力をはたらかすと元も子もなくなってしまう。
薄暗いので、諦め簡易の戸締りを考えた。針金があったので、何とかその場を凌ぐことが出来た。
家に帰り、明るいところで再挑戦をした。どう引っ張っても抜けてこない。油を注ぎ別の合鍵を押し込み、数回回してみた。やってみるものである。あれほど動かなかった折れた部分が動いて落ち始めた。「しめた」と思った。動かさないようにして、反対側から小さいドライバーで押してみた。折れた鍵は見事落ちた。
折れた鍵が抜けた
組み立てが出来るようになったので、鍵のつくりを試行錯誤して、組み立て始めた。「何を手掛かりにするか」で随分迷った。
外れたばねがある。どこのものか考えた。輪を入れる心棒は分かった。ばねの両端はどこへ引っ掛けるのだろうか。この作業を何回かしたことがあるのだが、記憶はさっぱり戻ってこない。細い溝が2つ見つかった。「ここだぁ」と思った。ばねが固定出来た。部品を動かすと、ばねが効いている。間違いないと思った。
ばねを入れる溝が見つかる
次の部品の位置が分からない。形からすると、平行になっている溝に入るらしい。しかし、裏表が分からない。他の部品との組み合わせがあるようだ。取りあえず、一旦平行の溝に押し込み次の部品を合わせることにした。これもなかなか難しい。鍵になる部品、最後に固定する部品の関連を考えないと収まらない。
左の部品をどこに入れるか
何度試行錯誤したことだろう。何とか納まったが、合鍵で動かすと動かない。どこかが違っている。振出しに戻ってしまった。
原理を熟考し、組み立て直した。しかし、ほとんど前進しない。最後に固定するビスが紛失していることも原因のように思えた。代用を探し、組み立てると、動き始めた。何とかなりそうだ。
鍵状のものが動き始めた。
これを戸に固定すればいい
時計を見ると、午後10時を回っている。後は実際に倉庫へ取り付けて考えればいい。見通しがついたので、作業を止めた。
今朝、公園へ行き、鍵を取り付け始めた。鍵はすんなり納まり作動した。「これでいいんだぁ」と安堵した。
戸の内側
鍵が正常に取り付けられた戸
3度あったのだから、これからもありうる。その時のマニアルのためにも記録に残そうと纏めてみた。
撮影:7月15日、7月16日
記 平成27年7月16日(木)