公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

こんなところに1株のヒヨドリジョウゴがあった

1014日(日)
 
 プーンと匂う。なんとなく誘われる匂いである。「キンモクセイ」とピーンときた。どこにキンモクセイがあるかは分かっていた。早速近づくと匂いが強くなり、花が咲いていた。そろそろこういう時期を迎えるとは思っていたが。神奈川公園でそのときを迎えた。
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 広い草むらに入ると、やたらと蚊に刺される。今日は長ズボンをはいてきたが、上は半そでだった。来てみていつも反省させられる。日が出るとまだ少々暑いので、つい半そでで出てきてしまう。
 この草むらにメヒシバが依然として繁茂している。「ずいぶん長く持っているなあ」と思う。そのメヒシバの中にポツンポツンと離れ小島のようにカゼクサが見える。夏ごろは、カゼクサがどれなのかはっきりとは分からなかったが、今では区別する自信がついてきた気がする。見るたびに、これがカゼクサなのだと納得ししながら見るようになった。
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カゼクサ
 
 神奈川公園に1株だけヒヨドリジョウゴがあった。ヒヨドリジョウゴをはじめてみたのは箱根の山の中だった。それからは、この花は山の中にあるものとばかり思った。ところが、最近身近なところで見てびっくりした。またここで見るとはさらに驚いた。しかも1株である。どうしてここにあるのかそのなぞを知りたくなった。
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 何か珍しいものはと追っていると、チカラシバを見つけた。郊外へ行けば、ごく普通の雑草だが、この辺で見ることはなかなかないと思われる。公園として残されていることによって、このような雑草も生き続けることが出来ているものと考えられる。残せる自然は残しておきたい。
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    記  平成241014日(日)