公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

モンキチョウを見る

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 今日は日曜日、ようやく都筑の自然生態園へ行く日が取れた。ここは日曜日しか開放していないので、日にち選びが難しい。雨になると次の週を待たねばならない。そのうちに目指す植物は姿を消して仕舞う恐れもある。今日は、昨年見つけたイヌコウジュを確認したい思いがある。見つけたのは、茅ケ崎中学校の前に広がる草原である。若しかしたら、生態園の中に見つかる可能性もある。
 仲町台駅からせきれいの道へ出ると、静かで嘘のような環境に入る。緑が多く残され、深呼吸したいぐらいの清々しさがある。せきれいの道を撮影しようとすると、ランニングしている人が次から次へと通り過ぎ、向かってくる。親子連れで、緑を楽しんでいる姿も見られる。
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 せきれいの道

 左側にキクイモが目に入って来た。キクイモ、キクイモモドキ、ヒメヒマワリと紛らしい。これは上の方の葉が互生、下に対生が見られる。互生、対生が混ざっていると、日本帰化植物図鑑(長田武正著)によると、ヒメヒマワリかキクイモになる。さらに、最下部の1対の葉脈が著しく長くて目立つようにみえるので、これはキクイモのなるようだ。
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 キクイモ

 橋を渡ったところにハナミズキの樹が何本かある。今は、葉が枯れ始め、赤い果実が沢山実っている。ここは せきれいの道1つの見どころとなっている。
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 ハナミズキの果実

 モンキチョウが目の前を舞っている。何時か止まったら写真に撮ろうと思った。じっと待っていると、ヒメジョオンの花に止まった。写真を見ると、吻を出して、蜜を吸っている姿が写っていた。
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 モンキチョウの撮影を終え、前へ進もうとすると、左側にコブナグサの小群が見えた。この先の草原に沢山のコブナグサがあることを知っているが、この道の端にこれだけのものが見えるとは思っていなかった。
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 コブナグサ

 目指した草原に着いた。左の奥では草刈機のエンジンの音が響いている。「刈っているなぁ」と思った。目の前の草原はまだ刈られてなく、目的が果たせそうだ。見ると、チカラシバ、カゼクサ、メヒシバが大部分を占めている。白く見えるのがカゼクさとメヒシバで、中央付近に黒く見えるのがチカラシバである。混生しているようだが、広範囲を見ると、それぞれが住み分けているように見える。
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チカラシバ、カゼクサ、メヒシバ等の草原

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 カゼクサ

撮影:102
 
  記  平成28104()