モンキチョウを見る
10月13日(木)
今日は日曜日、ようやく都筑の自然生態園へ行く日が取れた。ここは日曜日しか開放していないので、日にち選びが難しい。雨になると次の週を待たねばならない。そのうちに目指す植物は姿を消して仕舞う恐れもある。今日は、昨年見つけたイヌコウジュを確認したい思いがある。見つけたのは、茅ケ崎中学校の前に広がる草原である。若しかしたら、生態園の中に見つかる可能性もある。
仲町台駅からせきれいの道へ出ると、静かで嘘のような環境に入る。緑が多く残され、深呼吸したいぐらいの清々しさがある。せきれいの道を撮影しようとすると、ランニングしている人が次から次へと通り過ぎ、向かってくる。親子連れで、緑を楽しんでいる姿も見られる。
せきれいの道
左側にキクイモが目に入って来た。キクイモ、キクイモモドキ、ヒメヒマワリと紛らしい。これは上の方の葉が互生、下に対生が見られる。互生、対生が混ざっていると、日本帰化植物図鑑(長田武正著)によると、ヒメヒマワリかキクイモになる。さらに、最下部の1対の葉脈が著しく長くて目立つようにみえるので、これはキクイモのなるようだ。
キクイモ
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ハナミズキの果実
モンキチョウの撮影を終え、前へ進もうとすると、左側にコブナグサの小群が見えた。この先の草原に沢山のコブナグサがあることを知っているが、この道の端にこれだけのものが見えるとは思っていなかった。
コブナグサ
目指した草原に着いた。左の奥では草刈機のエンジンの音が響いている。「刈っているなぁ」と思った。目の前の草原はまだ刈られてなく、目的が果たせそうだ。見ると、チカラシバ、カゼクサ、メヒシバが大部分を占めている。白く見えるのがカゼクさとメヒシバで、中央付近に黒く見えるのがチカラシバである。混生しているようだが、広範囲を見ると、それぞれが住み分けているように見える。
チカラシバ、カゼクサ、メヒシバ等の草原
カゼクサ
撮影:10月2日
記 平成28年10月4日(火)