- ハクウンボクの冬芽が綺麗だった
12月26日(水)
ニシキギの奥にハクウンボクやレンギョウ、マテバシイの樹がある。この中のハクウンボクを見た。この冬芽の主芽には小さな副芽が寄り添うように付いる。大きさを見ると、主芽は長さが1cm、幅が4mm、副芽は長さが5mm、幅が4mmであった。冬芽は、赤色の新枝に付き、褐色の星状毛に包まれ、綺麗に映っている。花はエゴノキに似ており、白色の花を枝に吊り下がるように咲かせる。幹は灰黒色で、縦に白色の線模様があるのが目に付いた。
ハクウンボクの冬芽
ハクウンボクの幹
公園には緑色の花を咲かせるサクラの樹が1本ある。花の様子からギョイコウと見ている。サクラの冬芽は、どれもよく似ていて違いを見つけるのは難しい。この冬芽は、長さが1cm、幅が4mmであり、カンザンの冬芽とほぼ同じ大きさであった。
ギョイコウ
ギョイコウの冬芽
次へ移動しようとしたところ、足元に黄色い花が見えた。「この冬に珍しいなぁ」と見ると、タンポポであった。別段、これといって珍しい花ではないが、真冬に見かけると、やはり綺麗に映ってくる。総苞片が反り返っているので、ほぼ1年中見かけるセイヨウタンポポであるようだ。
セイヨウタンポポ:総苞片が反り返っている
ほぼ葉を落とし終えたカエデの樹がある。最近、この公園に沢山のカエデの樹が植えられたが、この樹は公園が造られたときに植えられた樹である。まだ細いが、大分上へ伸びてきた。冬芽は紅葉と同じように赤みを帯びている。赤みがかったところはカツラの冬芽に似ている。
カエデの冬芽
これが先程触れたカンザンである。公園にはカンザンは3か所に植えられている。このカンザンは保育園側にある。この冬芽は長さが1cm、幅が5mmとギョイコウの冬芽のほぼ同じ大きさであることは先程触れている。この写真の冬芽の先を見ると、うすい茶褐色の毛が沢山見えている。
カンザン
カンザンの冬芽
このカンザンの近くにサルスベリの樹があり、枝には種子がなくなった殻がたくさん残されていた。サルスベリの樹は、公園内の2か所に植えられている。冬芽が付く枝は細く、枯れ枝のようになっていたのを知っているので、今年はどうなっているか注意して見た。冬芽は小さく、探し難かったが。すぐに見つかった。冬芽は、楕円形の暗褐色をしており、芽鱗の表面は小さな棘のようなものがあり、ごつごつしていた。大きさを見ると、長さ3mm、幅1.5mmと非常に小さかった。
サルスベリの冬芽
撮影:12月21日
記 平成30年12月23日(日)
シャリンバイ・ボケが咲いていた
12月25日(火)
公民館側入口付近にシダレザクラがある。公園にあるシダレザクラはこの1本だけである。この花は薄いピンク色で、ソメイヨシノの花に近い感じがする。シダレザクラの枝は下がっているので、冬芽や花を見るのには都合がいい。この冬芽は、他のサクラの冬芽より一回り小さい。計測すると、長さが3cm、幅が1.5cmであった。シダレザクラはエドヒガン系で、エドヒガンの冬芽と同じように、枝に伏すようについており、芽鱗の表面には毛が見られる。
シダレザクラの冬芽
公民館の近くにシモクレンの樹がある。このシモクレンは、どういう訳か、他の場所のシモクレンやハクモクレンが散り出した時に咲き出してくる。樹そのものもまだそれほど大きく育っていないのも1つの原因かもしれない。
シモクレン
シモクレンの冬芽
シモクレンを見た後、ハクウンボクの樹へ移動しようとしたところ、下にシャリンバイが咲いていた。先程、この公園へ入ったとき、ハクチョウゲが咲いているのを見て、「この花は1年中見られるなぁ」と思ったが、シャリンバイも同じように、ほぼ1年中花をつけているようだ。今日は、こちらの方が、花数が多い。
シャリンバイ
シャリンバイの花
シャリンバイの奥に、赤いボケの花が見えた。このボケも季節外れによく見かける。ボケの花は比較的大きく、また、色が鮮やかなので、目が惹き寄せられる。この枝に棘があるので、触る時は注意が必要になる。
ボケ
ボケの花
公民館の裏側に、先程触れた紅白のハナモモの樹がある。この公園が造られたときに植えられたものだが、白色の方が勢いがあり、大きく育っている。
紅白のハナモモ
紅色のハナモモの冬芽を探したが、下の方にはほとんどなかった。仕方なく、カメラを上空へ向けて撮影して見ると、幾つかの冬芽が写っていた。しかし、先程の写真のように詳細が分かるようではなかった。
紅色のハナモモの冬芽
白色のハナモモを見ると、冬芽は直ぐに見つかった。紅色のハナモモの枝は赤みを帯びているが、白色のハナモモの枝は緑色をしている。こちらの冬芽は沢山の毛をまとった芽鱗で覆われていることが分かる。
白色のハナモモの冬芽
ハナモモの下にニシキギが植えられており、紅葉した葉がまだたくさんついていた。ニシキギは枝に翼があり、興味を惹かれる樹である。この冬芽も、紅葉と同じ色をしていて赤色である。枝の頂部に出来る冬芽は複数あり、中央が一番大きいようだ。側芽は対になっており、一回り小さいが、同じ赤色をしている。
ニシキギの頂芽
ニシキギの側芽
撮影:12月21日
記 平成30年12月22日(土)
衰退したジンチョウゲ
12月24日(月)
公園にはレンギョウが2か所に植えられている。写真は道路側の一角である。例年、暮れ頃の暖かい日に花を1~2輪見ることがあるが、今年は、公園へ行くことが少ないこともあり、まだ目にしていない。冬芽は枝に対生するようにぎっしりとついている。花の時期は、隙間なく黄色い花を咲かせるので、見事な景観をつくり出してくれる。
レンギョウの冬芽
公園の南東の入口付近にジンチョウゲがある。植えられたころは、株数が多く、どれも生き生きとし、沢山の花をつけた。しかし、年々衰えてきて。今は僅か2株になってしまった。最近、近くにカエデなどが植えられ、ますます生き場が狭められているようだ。このまま衰退し、来年は生き延びられるか心配である。
ジンチョウゲの蕾
葉を落としたカンヒザクラは、ひと回り小さくなったようで、寂しさを感じさせる。骨組みになり、精彩がなくなったが、よく見ると、枝先に冬芽が見え、生きている証が分かる。この姿から、厳しい環境にじっと耐えている忍耐強さが伝わってくる。冬芽は、未だ、小さいが、サクラの仲間では比較的大きい。大きさを測定したかったが、高くて、測定できなかった。
カンヒザクラの冬芽
これは赤い花を咲かせるハナモモの樹である。公園に、当初植ハナモモの樹は紅白2本ずつ植えられたが、1本の白色のハナモモは台風で倒れてしまい、3本が残されている。この3本を見ると、いずれも枝が上へ向いていて、横への広がりがない。いろいろなハナモモの樹を見るが、この公園のハナモモの樹は特殊なのだろうか。
ハナモモ
ハナモモの冬芽
ハナモモの隣にあるカリンの樹も枝が上へ向かって伸びている。前回見た時も驚いたが、今回も随分上へ伸びてきたと再び思った。背丈だけは、隣のマタバシイと変わらなくなってきている。冬芽を探してが、見当たらなかった。既に、写真のように開き始めてしまったのだろうか。昨年の記録を見ると、1月9日には、冬芽が開き始めていた。
左:マテバシイ 右:カリン
カリンの冬芽
カリンの後ろにあるヒガンザクラを見た。今は、この2本の樹の間に隙間が見られるが、葉が付き始めると、この隙間はなくなり、2本の樹が犇めく状態になる。このヒガンザクラの冬芽を見ると、例年より大分冬芽の付が悪くなっている。昨年は、直ぐに写真を撮ることが出来たが、今年は写真に撮れそうな冬芽を探すのに大分時間がかかった。冬芽は長さ5mm、幅1.5mmとサクラの冬芽の中でも小さい。芽鱗の縁に僅かに毛がありそうだが、表面はなめらかである。
左:カリン 右:ヒガンザクラ
ヒガンザクラの冬芽
撮影:12月21日
記 平成30年12月22日(土)
ハクチョウゲの花が咲いていた
12月23日(日)
今迄遠くの公園を見てきて、近くの浦島公園へ殆ど言っていなかったので、晴れた暖かい中を出かけてみた。公園はいろいろな樹木が植えられ、賑やかになってきていた。特に、ケヤキ、カエデが多く、混み入って来た感じがした。
12月も終わろうとしている時期に、ハクチョウゲがぽつりと咲いていた。ハクチョウゲやシャリンバイは中々適応力があるせいか、暑くても、寒くてもちらほら咲いてくる。ほぼ1年中花を見るようだ。ハクチョウゲの花冠は5裂し、縁は波を打っており、内側に沢山の毛が生えている。
ハクチョウゲ
ハクチョウゲの花
葉がほとんど落ち、骨組みだけが残されたカンザンを見た。カンザンはソメイヨシノより開花が遅く、八重の大柄な花を咲かせる。冬芽は楕円形で、芽鱗の縁に僅かに毛があるように見えるが、表面には殆ど毛がなく、太陽の光反射し、艶があるように見える。冬芽はまだ小さく、長さ6mm、幅2mm程であった。
カンザン
カンザンの冬芽
ドウダンツツジがある。ドウダンツツジは綺麗に紅葉するが、今年はその光景を見ることがなかった。褪せた葉がまだ残されているが、そろそろすべてが落ちてしまいそうだ。葉はなくなるが、綺麗な冬芽が出来てきている。楕円形で、芽鱗が赤褐色をしている。この色はドウダンツツジの紅葉の色とそっくりである。葉がある時は目立たないが、これからはこの美しい姿が目に付くようになる。
ドウダンツツジの直ぐ傍にトサミズキがあり、丸く膨らんだ冬芽が見える。薄黄色の姿から、「もう直ぐ咲いてくるのでは・・・」と思われるが、中々花にならない。毎年、このような姿を見るが、そのうちに分からなくなってしまっている。大きな冬芽は、暖かい日に咲き、散ってしまうのだろうか。最初に咲く時を見届けてみたいと思っている。
トサミズキ
トサミズキ
この樹は、最近植えられたハナモモの幼木である。このバナモモは、「紅白混じりの ハナモモで珍しいなぁ」と思った樹である。冬芽は、白色の毛が多く、ハナモモの冬芽と分かり易い。冬芽の大きさは長さ6mm、幅3mmと小さかった。
ハナモモ
ハナモモ
すぐ隣に、先程のハナモモに似た幼木がある。これはソメイオシノである。ある資料によると、「ソメイヨシノの幼木はもう販売していない」と聞いていたが、この幼木は、今年咲いた花を見ると、ソメイヨシノだったと思う。
撮影:12月21日
記 平成30年12月21日(金)
広島「縮景園の紅葉」
12月22日(土)
遅くなったが、縮景園へ向かった。受付で聞くと、カエデの紅葉が最盛期とのことだった。入口近くは、樹木に名前が表示されていて、植物園のようになっている。1つ1つ見て行きたいが、暗くなってしまうので、いくつかを見て、先へ進んだ。
カルミヤという樹木があった。幹の樹皮を見ると、縦方向に筋が入っており、剥がれそうになっていた。葉は全縁で、楕円形をしていた。頂部には、冬芽が見えていた。とにかく初めて見た樹なので、牧野新日本植物図鑑で調べてみたが、記載されていなかった。下記の資料によると、「日本において一般的に育てられるようになったのは昭和30年代の終わり頃からで・・・」とある。牧野さんは1862年5月22日(文久2年4月24日)~- 1957年(昭和32年)1月18日)の人だから、この樹を見ることなかったように思える。下記の資料によると、「4~6月に咲く花は五角形で、色は白、赤、ピンク、紫などバリエーションに富む」とある。
資料:
カルミヤの幹
カルミヤの冬芽
この樹はハンカチノキと表示してあった。ハンカチノキの名前は聞いたことがあるが、記録にはなかった。下記の資料によると、「ハンカチノキは中国中部と西南部だけに自生する中国の固有植物で、海抜2000mほどの山地の湿った日当たりのよい斜面などに生育している」とある。特殊な植物と思えたが、「欧米では園芸植物として昔から有名であり、庭木、街路樹として植えられている」とあった。ハンケチの名は2枚の白色の苞からつけられたという。その苞の内側に花がある。「果実は球形で、果柄の着生部に花托が残っている」という。写真は鮮明でないが、果実に花托が残っているように見える。
ハンカチノキの果実
受付の人が、今がカエデの紅葉と最盛期と言われたように、園内では随所に見事な光景を見ることが出来た。下記に、いくつかの写真を載せました。
縮景園の紅葉
カエデと東屋
池全景
ハゼノキ
マユミ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
なお、この園内に原爆慰霊碑が建てられており、「1枚の写真を手掛かりに、昭和62年(1987)、7月31日にこの地に埋葬されていた御遺体を発見、64体の御遺骨を発掘しました。・・・」と書かれていた。32年間、寂しく眠っていたことになる。このことを考えると、まだまだ不明者は沢山いるように思えたならない。
原爆慰霊碑
撮影:11月28日
記 平成30年11月17日(月)
広島城「チシャノキ、ケヤキ、アベマキ、ナナメノキ、天守閣、エノキの黄葉とカエデの紅葉、シラカシ」
12月21日(金)
チシャノキと表示された樹があった。この名前は初めて聞くので調べてみた。牧野新日本植物図鑑を見ると、えごのき(ろきろぎ、ちしゃのき)となっており、チシャノキはエゴノキの別名になっていた。よく見直したがおかしいと思い、再度、目次から引き直して見た。すると、もう1つのチシャノキが出て来た。図を見て、こちらであることが分かった。説明によると、「四国、九州、琉球、台湾にはえる落葉高木・・・」とあった。やはり関東地方では目にするこのない樹であることが分かった。更に、「葉は互生し、柄があり、楕円状披針形または倒卵形で先はとがり、・・・ふちに鋸歯がある」と説明されていた。7月頃、白色の細かい花を多数集まってつけるという。葉がカキの葉に似ていることから別名カキノキダマシ」というそうだ。
チシャノキ
チシャノキの葉
ケヤキの紅葉
葉を落としたケヤキ
奥の森へ入ると、「アベマキ」と表示した樹があった。アベマキはクヌギによく似ている。ただ、アベマキを見る機会が殆どないので、2つの違いがよく分からない。下記の資料1によると、「葉裏の比較がもっともわかりやすく確実である」とあり、「アベマキの新葉の裏は、星状毛が密生し白くみえる・・・クヌギの新葉の裏は、はじめ軟毛がはえるがしだいに落ちて少なくなる」とあり、更に、資料2を見ると、「アベマキの葉っぱのうらは、ちょっと茶色がかった白っぽい色・・・クヌギの葉っぱのうらは、葉脈(葉っぱのすじ)には毛がはえていますが、他のところはツルツルで黄緑色」と説明されていた。この葉の裏を見ると、星状毛は確認が難しかったが、白っぽく見えた。冬芽を見ると、クヌギより芽鱗の毛が少ないように見えた。
アベマキの葉の表
アベマキの葉の裏
アベマキ冬芽
ナナメノキがあった。この名前は初めて聞く名前である。牧野新日本植物図鑑によると、「別名ナナミノキで、静岡県より西の本州、四国、九州の山地に生える常緑高木で、・・・」とある。関東地方では見られない樹と分かった。更に一寸変わった名前なので、語源を調べると、牧野新日本植物図鑑では、「語源ははっきりしない」とあった。下記の資料を見ると、「ナガミノキ(長実の木)がなまって→ナナミノキにったった説、実が特徴があって、少し長めのための説、材を割ると斜めに裂けるので名づけられた説」が挙げられていた。モチノキ科の仲間なので、葉を見ると、モチノキによく似ている。葉には黒っぽいものが沢山ついており、細かいところは知ることが出来なかった。
ナナメノキ
ナナメノキの葉
天守閣
内側へ目をやると、エノキの黄葉とカエデの紅葉が見えた。人が殆どいないので、静かな景観を楽しむことが出来た。
エノキの黄葉とカエデの紅葉
カエデの黄葉
カエデの黄葉と天守閣
シラカシの冬芽
撮影:11月28日
記 平成30年12月14日(金)
広島「トウカエデ?、ブリヂストン美術館前の庭、クスノキとシラカシ、広島城(ユーカリノキ、マルバヤナギ、イヌシデ」
12月20日(木)
ブリヂストン美術館へ向かっていると、黄葉、紅葉のきれいな世界が現れて来た。先程はタイワンフウを見て来たので、この樹もタイワンフウと思える。しかし、幹を見ていると、トウカエデのようにも見え、迷いが出て来た。そこで、タイワンフウとトウカエデの違いについて調べると、下記の資料が見つかり、それによると、「フウの葉縁には細かい鋸歯があるが、トウカエデの葉縁はほぼ全縁だ」とあった。そこで、先程、平和公園と小さな広場で見た葉を見直すと、細かい鋸歯が見られた。すると、弥山などで見て来たトウカエデももしかしたらタイワンフウではないかとの疑いが出来た。そこで、確認し直すと、葉の縁に細かい鋸歯が見られ、タイワンフウになることが判明してきた。「葉と幹をよく見ておかなければ」と教訓になった。この並木の樹の幹はトウカエデに見える。しかし、葉が明確に確認できなかった。
トウカエデor タイワンフウ
ブリヂストン美術館の前庭
トチノキの葉
ブリヂストン美術館前から広島城へ向かった。駐車場から御門橋を渡り、二の丸へ入ると、左の奥に大きな2本の樹が重なってあった。手前の1本はクスノキと分かったが、堀側の樹がシラカシになるか、こちらでよく見かけるアラカシになるのか、遠目には、はっきりしなかった。近づいて調べると、葉は細く、シラカシのようであった。
本丸へ向かうところに被爆樹木と表示されたユーカリノキがある。この樹は移植されたものではなく、「この場所で被爆した」と案内板に書かれていた。更に案内板によると、「被爆して残っているユーカリノキはこの樹のみ」とのことだった。爆心地から740ⅿにあった樹がよく生き延びていると吃驚させられた。生命力の象徴ともいえる。
ユーカリノキ
マルバヤナギ
マルバヤナギの葉
城内へ入ると、右手に黄葉をした樹が見えた。何の樹か調べようとしていると、「イヌシデ」と表示されていた。イヌシデは知っている樹木だが、時期と場所が変わると、分かり難い姿に代わっていた。下記の資料では、
「葉は、卵形または卵状長楕円形、先端は鋭く尖り、基部は円形〜広いくさび形、ふちには鋭く細かい重鋸歯がある」と記述されている。「ふちには鋭く細かい重鋸歯がある」点は記憶にあったが、他は再確認した。冬芽を見ると、楕円形で、先が尖り、黄褐色をしていた。アカシデの冬芽はよく見かけるが、イヌシデの冬芽はあまり見かけていなかった。イヌシデの幹には縦方向に斜めに灰黒色の線模様が見られるのが特徴になっている。この幹を見ると、苔が生えて分かり難いが、推定が出来た。
イヌシデ
イヌシデの葉と冬芽
イヌシデの幹
撮影:11月28日
記 平成30年12月14日(金)